コンビニよって帰ろうよ

(らんらんとうたうのはきみのとくいなすたいる)

ランランと歌うのは　君の得意なスタイル

(ならべるしょくざいのなまえ、おなかがへるよ)

並べる食材の名前、お腹が減るよ

(くかくせいりされたまちじゅうじろがつづいている)

区画整理された街　十字路が続いている

(ゆうがたになったのならばこどもがはしっていくよ)

夕方になったのならば　子どもが走っていくよ

(かなりあるいたなさらばあかいまちなみよ)

かなり歩いたな　さらば赤い街並みよ

(ぼくらがめざすばしょはどこにもなくて)

僕らが目指す場所は何処にも無くて

(「こころはどんなきっかけでおとなになっていくのだろう？」)

「心はどんなきっかけで大人になっていくのだろう？」

(ぽつりぽつりかんがえるあしたきみにきいてみよう)

ポツリポツリ考える　明日君に訊いてみよう

(うしろにけはいがあってふりかえれどだれもいないんだ)

後ろに気配があって振り返れど　誰もいないんだ

(そしてはなうたをうたえばららら、)

そして　鼻歌を歌えば　ラララ、

(てぃんてぃろりんとたりらりらん)

ティンティロリントタリラリラン

(きみはさっきからうたってるけどそれじゃぜんぜんかしがちがうから)

君はさっきから歌ってるけど　それじゃ全然歌詞が違うから

(ちゃんとおぼえて)

ちゃんと覚えて

(ぴろりろりんとべるがなるどあがひらいたらてをひく)

ピロリロリンとベルが鳴る　ドアが開いたら手を引く

(「ちょっとこんびによってかえろうよ」きみがそういうなら)

「ちょっとコンビニよって帰ろうよ」君がそう言うなら

(かんかんとなってるのはうるさいふみきりのおと)

カンカンと鳴ってるのは　うるさい踏切の音

(まだすこしさむい４がつよるはひえるよ)

まだ少し寒い4月　夜は冷えるよ

(ねこはえさをさがしているいぬはあしたへほえている)

猫は餌を探している　犬は明日へ吠えている

(ぼくはみらいをみつけるいがいなばしょにあった)

僕は未来を見つける　意外な場所にあった

(だれかにきづいてほしいこえをだせど)

誰かに気づいてほしい　声を出せど

(なにもいないんだけれどかんけいなどないさららら、)

何もいないんだ　けれど関係などないさ　ラララ、

(てぃんてぃろりんとたりらりらん)

ティンティロリントタリラリラン

(きみはきのうからうたってるからほんのすこしだけかしがちがう)

君は昨日から歌ってるから　ほんの少しだけ歌詞が違う

(おぼえてきたね)

覚えてきたね

(ぴろりろりんとべるがなるみらいがひらいたらてをひこう)

ピロリロリンとベルが鳴る　未来が開いたら手を引こう

(「ちょっとこんびによってかえろうよ」ぼくはいった)

「ちょっとコンビニよって帰ろうよ」僕は言った

(しきりにうそをついていたりなのにえがおがはりついていたり)

しきりに嘘をついていたり　なのに笑顔が張り付いていたり

(たまにはおこってみたりするわるぐちだって)

たまには怒ってみたりする　悪口だって

(ぼくらはなんだかへんだななぜかはわからないがへんだな)

僕らはなんだか変だな　なぜかはわからないが変だな

(きっとそれをさがしていくのでしょうこれからも)

きっとそれを探していくのでしょう　これからも

(せーのっ！)

せーのっ！

(てぃんてぃろりんとたりらりらん)

ティンティロリントタリラリラン

(きみがひたすらにうたってるからぼくもいっしょにおぼえてきたんだ)

君がひたすらに歌ってるから　僕も一緒に覚えてきたんだ

(ふしぎだね)

不思議だね

(つかれのとれないひびでもましてえがおのたえないひびでも)

疲れのとれない日々でも　まして笑顔の絶えない日々でも

(「ちょっとこんびによってかえろうよ」きみのてをひくのさ)

「ちょっとコンビニよって帰ろうよ」君の手を引くのさ