ダーリン。

(ここにくるまではいつものみなれたあのけしきだ)

ここに来るまではいつもの見慣れたあの景色だ

(まちなみにまざるきみめをとじうつむくきみ)

街並みに混ざる君　目を閉じうつむく君

(でもとくとうせきはいつもちゃんとよういされていて)

でも特等席はいつもちゃんと用意されていて

(ぼくはすわるたびにいつもむねがたかなる)

僕は座るたびにいつも胸が高鳴る

(ひびのゆううつがことばになって)

日々の憂鬱が言葉になって

(すそをひきずってしまうときがあっても)

裾を引きずってしまう時があっても

(なんとかしてまえをみてほしいから)

なんとかして前を見てほしいから

(せなかおすように)

背中押すように

(おおきなこえでさけぶんだ)

大きな声で叫ぶんだ

(ずっとずっとわすれないでいてほしいの)

ずっとずっと忘れないでいて欲しいの

(そのえがおのつくりかたを)

その笑顔の作りかたを

(ずっとずっとそういつまでもねがってうたってるから)

ずっとずっと　そういつまでも願って歌ってるから

(かなわぬないものねだりでも)

叶わぬないものねだりでも

(ずっとずっとめをひらいていてごらんよ)

ずっとずっと目を開いていてごらんよ

(ぼやけにじむせかいもたまにはわるくはないでしょ)

ぼやけにじむ世界もたまには悪くはないでしょ？

(まどにうつるじがしろくひかっておわりをしって)

窓に映る字が白く光って　終わりを知って

(ただただたちつくすこえがかすれていく)

ただただ立ち尽くす　声がかすれていく

(あいにきてくれたことがいとしさから)

逢いに来てくれたことが愛しさから

(くるしさにかわっていたから)

苦しさに変わっていたから

(なんだかよけいにつらくなって)

なんだか余計に辛くなって

(でもにげるなんて)

でも逃げるなんて

(とてもできなかったんだなぜなら)

とてもできなかったんだなぜなら

(ずっとずっとすきでいつづけてしまったの)

ずっとずっと好きでい続けてしまったの

(そのうしろすがたもこえも)

その後ろ姿も声も

(ずっとずっとみつめあってはなさないでいたいけれど)

ずっとずっと見つめあって離さないでいたいけれど

(うまくいかないものねだーりんでも)

上手くいかないものねダーリンでも

(きっときっとなんどだってあえるとおもうよ)

きっときっと何度だって会えると思うよ

(だからいつもぼくのほうがさきにここでまっていることにするよ)

だからいつも僕の方が先にここで待っていることにするよ

(たとえないものねだりでも)

たとえないものねだりでも

(ずっとずっとわすれないでいてほしいの)

ずっとずっと忘れないでいて欲しいの

(そのえがおのつくりかたを)

その笑顔の作りかたを

(ずっとずっとそういつまでもねがってうたってるから)

ずっとずっと　そういつまでも願って歌ってるから

(かなわぬないものねだりでも)

叶わぬないものねだりでも

(ずっとずっとめをひらいていてごらんよ)

ずっとずっと目を開いていてごらんよ

(あすのよていもたてられないほどに)

明日の予定もたてられないほどに

(いまがいとおしくなっていくよほら)

今が愛おしくなっていくよほら

(こんなせかいもわるくないでしょ)

こんな世界も悪くないでしょ？