Eve　夜は仄か　~Full version~

(あぁ)

あぁ

(きょうもいきてしまったな)

今日も生きてしまったな

(これでなんねん)

これで何年

(いきをはくようについた)

息を吐くようについた

(うそはなんぜん)

嘘は何千

(はいつくばってけんもほろろになって)

這い蹲ってけんもほろろになって

(めがまわるわ)

目が回るわ

(そのかかとすりつぶしたくつで)

そのかかとすり潰した靴で

(どこいくの)

どこ行くの

(さげすんだそのめを)

蔑んだその目を

(しまっておくれよ)

閉まっておくれよ

(しえんをくゆらせる)

紫煙を燻らせる

(しみついたへやでひとり)

染み付いた部屋で一人

(そくじつはせつなく)

仄日は切なく

(あなたによりそい)

あなたに寄り添い

(いますぐにいいたい)

今すぐに言いたい

(いたいうわついたはなごころ)

痛い　浮ついた花心

(あいあいたいことばが)

哀　会いたい言葉が

(やきましした)

焼き増しした

(きおくをたどり)

記憶をたどり

(さびしいほしをまって)

寂しい星を待って

(あいされたいを)

愛されたいを

(しってしまったしょうねん)

知ってしまった少年

(よぞらをみあげたなら)

夜空を見上げたなら

(いまおどって)

今踊って

(さよならをうたって)

さよならを歌って

(こいねがうまで)

希うまで

(だれにもいえないひみつがあって)

誰にも言えない秘密があって

(えがおのうらにはかげがあって)

笑顔の裏には影があって

(しらないじぶんをしってほしいんじゃなくて)

知らない自分を知って欲しいんじゃなくて

(そうじゃなくて)

そうじゃなくて

(あのときどきどきするむねのたかなりは)

あの時どきどきする胸の高鳴りは

(いてつくこころをとかしてしまえたら)

凍てつく心を溶かしてしまえたら

(てのなかをすりぬける)

手の中をすり抜ける

(ひだまりのなかでひとり)

陽だまりの中で独り

(そくじつはせつなく)

仄日は切なく

(あなたによりそい)

あなたに寄り添い

(まっすぐにちかい)

真っ直ぐに誓い

(いたいうわついたみずごころ)

痛い　浮ついた水心

(あいさいたはなびら)

愛咲いた花びら

(ちりゆくさいごまでをぼくに)

散りゆく最後までを僕に

(さびしいほしをまって)

寂しい星を待って

(あいされたいを)

愛されたいを

(しってしまったしょうねん)

知ってしまった少年

(よぞらをみあげたなら)

夜空を見上げたなら

(いまおどって)

今踊って

(さよならをうたって)

さよならを歌って

(こいねがうまで)

希うまで

(さびしいほしをまって)

寂しい星を待って

(あいされたいよしょうねん)

愛されたいよ少年

(よるはほのかになって)

夜は仄かになって

(さびしいほしをまって)

寂しい星を待って

(あいされたいを)

愛されたいを

(しってしまったしょうねん)

知ってしまった少年

(よぞらをみあげたなら)

夜空を見上げたなら

(いまおどって)

今踊って

(さよならをうたって)

さよならを歌って

(こいねがうまで)

希うまで

(あぁきょうもいきてしまったな)

あぁ今日も生きてしまったな

(これでなんねん)

これで何年

(ただなんだかきぶんは)

ただ何だか気分は

(いいみたいだ)

いいみたいだ