アイルの偶発的事情

(こんなのってないよね)

こんなのって無いよね？

(それはとうとつでりふじん)

それは唐突で、理不尽

(ａｈａｈ)

Ah! Ah!

(たったひとりわたしだけ)

たったひとり私だけ？

(あきれちゃうほどよわい)

呆れちゃうほど弱い

(けいしきやるーるとか)

形式や、ルールとか

(なんてほしゅてきできまじめ)

なんて保守的で、生真面目

(ｏｈｏｈ)

Oh! Oh!

(こんぱすやすけーるでは)

コンパスや、スケールでは

(はかれないせかいのいろ)

測れない世界の色

(だからなんだつよがったって)

だからなんだ、強がったって

(あいにふれたしあわせを)

愛に触れた　幸せを

(つかのまのひびに)

束の間の日々に

(せんたくやすてること)

選択や捨てること、

(ぜろにかわるようなよげんも)

ゼロに変わるような予言も

(ａｈａｈ)

Ah! Ah!

(たったひとつわかること)

たったひとつ分かること

(しゅうまつはやってくる)

「終末はやってくる。」

(しんじたいけどわかんない)

信じたいけど、わかんない！

(ありのままいきたらそんするって)

ありのまま生きたら損するって

(まよったかずだけないてた)

迷った数だけ泣いてた

(かりのすがたしたにせものなんて)

仮の姿した偽物なんて、

(めにうつらないようてをかざして)

目に映らないよう、手をかざして

(こわくなってにげだしたんだ)

怖くなって逃げだしたんだ

(かえるばしょもないくせに)

帰る場所もないくせに

(そんなよわさをひろってくれたようだ)

そんな弱さを拾ってくれたようだ

(ねぇいまきいたこんなしあわせ)

ねぇ？今聞いた？　こんな幸せ

(だれにだってないでしょ)

誰にだってないでしょ？

(さりぎわにひとり)

去り際に独り

(それはかれのせんたくで)

「それは彼の選択で、

(みをていしてまもるけど)

身を挺して守るけど。

(そんなあなたはわからない)

そんなあなたはわからない、

(かれのきもち)

彼の気持ち。」

(さびしくてわらいあった)

寂しくて、笑いあった

(かのうせいをしんじたけど)

可能性を信じたけど

(かさなりあってことばかわした)

重なり合って、言葉交わした

(あのひびにさよならを)

あの日々に　サヨナラを

(めいっぱいあいしたって)

目一杯愛したって

(ひどくもろいわたのようだなって)

酷く脆い綿の様だなって

(あいしたぶんだけないてた)

愛した分だけ泣いてた

(このさきのえんめいいみがないよ)

この先の延命　意味が無いよ

(すべてぜろにかわるそのひまで)

全てゼロに変わるその日まで

(だからなんだまちがえたって)

だからなんだ、間違えたって

(ただすひまもないみたいに)

正す暇もないみたいに

(いそがしいかおしてなにもかんがえちゃいないな)

忙しい顔して、なにも考えちゃいないな

(ねぇいまきいたうかないかおで)

ねぇ？今聞いた？　浮かない顔で

(もういきるかちもないでしょ)

「もう、生きる価値も無いでしょ？」

(あいゆえにひとり)

愛、故に独り