安奈

(あんなおまえのあいのひはまだもえているかい)

安奈　おまえの愛の灯はまだもえているかい

(さむいよるだったつらくかなしい)

寒い夜だった　つらく悲しい

(ひとりきりのながいよるだった)

ひとりきりの　長い夜だった

(きたへむかうよぎしゃはおれのなかの)

北へ向かう夜汽車は　俺の中の

(こころのようにすすりないてた)

心のように　すすり泣いてた

(そんなときおまえがよこしたたより)

そんな時お前が　よこした便り

(ただひとことだけさみしいってつづってた)

ただ一言だけ　淋しいってつづってた

(あんなくりすますきゃんどるのひはゆれているか)

安奈　クリスマスキャンドルの灯はゆれているか

(あんなおまえのあいのひはまだもえているかい)

安奈　おまえの愛の灯はまだもえているかい

(ねむれぬよるをいくつもかぞえた)

眠れぬ夜を　いくつもかぞえた

(おまえのことをわすれはしなかった)

おまえのことを　忘れはしなかった

(それでもひとりでいきてゆこうと)

それでも一人で　生きてゆこうと

(のばせばとどくあいをこわがってた)

のばせば届く愛を　こわがってた

(あんなさむくはないかおまえをつつむこーとは)

安奈寒くはないか　おまえをつつむコートは

(ないけどこのてであたためてあげたい)

ないけどこの手で　あたためてあげたい

(あんなくりすますきゃんどるのひはゆれているか)

安奈　クリスマスキャンドルの灯はゆれているか

(あんなおまえのあいのひはまだもえているかい)

安奈　おまえの愛の灯はまだもえているかい

(ふたりでないたよるをおぼえているかい)

二人で泣いた夜を　おぼえているかい

(わかちあったゆめもにじのようにきえたけど)

わかちあった夢も　虹のように消えたけど

(おまえのもとにいまかえろうとして)

おまえのもとに今　帰ろうとして

(こんやおれはたびをはじめる)

今夜俺は　旅をはじめる

(くりすますつりーにあかりがともり)

クリスマスツリーに　灯りがともり

(みんなのわらいごえがきこえるころ)

みんなの笑い声が　きこえるころ

(あんなおまえにあいたいもえつきたろーそくに)

安奈おまえに逢いたい　もえつきたローソクに

(もういちどふたりだけのあいのひをともしたい)

もう一度二人だけの　愛の灯をともしたい

(あんなくりすますきゃんどるのひはゆれているか)

安奈　クリスマスキャンドルの灯はゆれているか

(あんなおまえのあいのひはまだもえているかい)

安奈　おまえの愛の灯はまだもえているかい