明日は君と。

(はじめてだよ)

初めてだよ

(むねをたたくきみはいまもめのまえにいるのに)

胸を叩く君は今も目の前にいるのに

(いつかいつかなまえもしらないきみにとどくまで)

いつかいつか名前も知らない君に届くまで

(おんなともだちとはしゃいで)

女友達とはしゃいで

(いつもこいばなにときめいて)

いつも恋バナにときめいて

(きいてるだけそれだけなの)

聞いてるだけそれだけなの

(きみとであうまで)

君と出会うまで

(まいあさばすていのまえにすーつすがたではしってくる)

毎朝バス停の前にスーツ姿で走ってくる

(みているだけ)

見ているだけ

(そんなことがたのしみになってた)

そんな事が楽しみになってた

(しんこきゅうきんちょうしてる)

深呼吸 緊張してる

(きっかけさがししてました)

きっかけ探ししてました

(はじめてだよ)

初めてだよ

(むねをたたくきみはいまもめのまえにいるのに)

胸を叩く君は今も目の前にいるのに

(ゆうきなくてじしんなくて)

勇気なくて自信なくて

(といきさえもとどきそうなのに)

吐息さえも届きそうなのに

(さけべさけべなまえもしらないきみにとどくまで)

叫べ叫べ名前も知らない君に届くまで

(きみのせきにわすれものが)

君の席に忘れ物が

(はやくこえかけなきゃいっちゃう)

早く声かけなきゃ行っちゃう

(「わすれものです」)

「忘れ物です」

(ふりむきざまきみとめがあった)

振り向きざま君と目が合った

(それいじょうことばでなくて)

それ以上言葉でなくて

(かたまるわたしにてれながらきみはいった)

固まる私に照れながら君は言った

(「このじかんにいつもいますよね？」)

「この時間にいつもいますよね？」

(それからまいあさふたり)

それから毎朝二人

(かわすしせんがあつくなる)

交わす視線が熱くなる

(はなしたいよつなぎたいよ)

話したいよ繋ぎたいよ

(きみはいまもめのまえにいるのに)

君は今も目の前にいるのに

(いくじなくてすすめなくて)

意気地なくて進めなくて

(おもいさえもあふれそうなのに)

想いさえも溢れそうなのに

(いつのまにかなまえもしらないきみにこいをした)

いつの間にか名前も知らない君に恋をした

(わたしのことをひとりじめして)

私の事を独り占めして

(あしたははなせるかな？きみときみときみときみと)

明日は話せるかな？君と君と君と君と

(しんこきゅうきんちょうしてる)

深呼吸 緊張してる

(だめだこわくてなきそうだ)

ダメだ怖くて泣きそうだ

(つたえなくちゃつたえなくちゃ)

伝えなくちゃ伝えなくちゃ

(きみはばすをおりてしまった)

君はバスを降りてしまった

(こいにはしれあいにはしれ)

恋に走れ会いに走れ

(きみをおってせなかにさけんだ)

君を追って背中に叫んだ

(「わたしわたしきみのなまえがしりたい」)

「私私 君の名前が知りたい」

(すきなんです)

好きなんです