内川コピペ

順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ARE | 5598 | A | 6.0 | 93.4% | 277.2 | 1670 | 118 | 32 | 2025/02/28 |
2 | DB SB BJ | 4830 | B | 5.2 | 92.6% | 324.2 | 1700 | 134 | 32 | 2025/03/12 |
問題文
(ほんきょちよこはますたじあむでむかえたちゅうにちせんせんぱつみうらがたいりょうしってん)
本拠地、横浜スタジアムで迎えた中日戦 先発三浦が大量失点、
(だせんもいきおいをみせずざんぱいだった)
打線も勢いを見せず惨敗だった
(すたじあむにひびくふぁんのためいき)
スタジアムに響くファンのため息、
(どこからかきこえる「ことしは100はいだな」のこえ)
どこからか聞こえる「今年は100敗だな」の声
(むごんでかえりはじめるせんしゅたちのなか)
無言で帰り始める選手たちの中、
(さくねんのしゅいだしゃうちかわはひとりべんちでないていた)
昨年の首位打者内川は独りベンチで泣いていた
(wbcでてにしたえいかんよろこびかんどうそしてなによりしんらいできるちーむめいと)
WBCで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト
(それをいまのよこはまでえることはほとんどふかのうといってよかった)
それを今の横浜で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
(「どうすりゃいいんだ・・・」うちかわはくやしなみだをながしつづけた)
「どうすりゃいいんだ…」内川は悔し涙を流し続けた
(どれくらいたったろうかうちかわははっとめざめた)
どれくらい経ったろうか、内川ははっと目覚めた
(どうやらなきつかれてねむってしまったようだ)
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、
(つめたいべんちのかんかくがげんじつにひきもどした)
冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
(「やれやれかえってとれーにんぐをしなくちゃな」うちかわはくしょうしてつぶやいた)
「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」内川は苦笑して呟いた
(たちあがってのびをしたときうちかわはふときづいた)
立ち上がって伸びをした時、内川はふと気付いた
(「あれ・・・おきゃくさんがいる・・・?」べんちからとびだしたうちかわがめにしたのは)
「あれ…お客さんがいる…?」ベンチから飛び出した内川が目にしたのは、
(がいやせきまでうめつくさんばかりのかんきゃくだった)
外野席まで埋め尽くさんばかりの観客だった
(ちぎれそうなほどにはたがふられ)
千切れそうなほどに旗が振られ、
(じなりのようにべいすたーずのおうえんかがひびいていた)
地鳴りのようにベイスターズの応援歌が響いていた
(どういうことかわからずにぼうぜんとするうちかわのせなかに)
どういうことか分からずに呆然とする内川の背中に、
(ききおぼえのあるこえがきこえてきた「せいいちしゅびれんしゅうだはやくいくぞ」)
聞き覚えのある声が聞こえてきた「セイイチ、守備練習だ、早く行くぞ」
(こえのほうにふりかえったうちかわはめをうたがった「す・・・すずきさん?」)
声のほうに振り返った内川は目を疑った「す…鈴木さん?」
(「なんだあごいねむりでもしてたのか?」「こ・・・こまだこーち?」)
「なんだアゴ、居眠りでもしてたのか?」「こ…駒田コーチ?」
(「なんだうちかわかってにこまださんをいんたいさせやがって」「いしいさん・・・」)
「なんだ内川、勝手に駒田さんを引退させやがって」「石井さん…」
(うちかわははんぶんぱにっくになりながらすこあぼーどをみあげた)
内川は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
(1ばんいしいたく2ばんはる3ばんすずきたか4ばんろーず5ばんこまだ)
1番:石井琢2番:波留3番:鈴木尚4番:ローズ5番:駒田
(6ばんうちかわ7ばんたにしげ8ばんしんどう9ばんさいとうたかし)
6番:内川7番:谷繁8番:進藤9番:斎藤隆
(ざんじあぜんとしていたうちかわだったがすべてをりかいしたとき)
暫時、唖然としていた内川だったが、すべてを理解した時、
(もはやかれのこころにはくもひとつなかった「かてる・・・かてるんだ!」)
もはや彼の心には雲一つなかった「勝てる…勝てるんだ!」
(なかねからぐらぶをうけとりぐらうんどへぜんりょくしっそうするうちかわ)
中根からグラブを受け取り、グラウンドへ全力疾走する内川、
(そのめにひかるなみだはくやしさとはむえんのものだった・・・)
その目に光る涙は、悔しさとは無縁のものだった…
(よくじつべんちでつめたくなっているうちかわがはっけんされ)
翌日、ベンチで冷たくなっている内川が発見され、
(よしむらとむらたはびょういんないでしずかにいきをひきとった)
吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った