怖い話 第2話(2)
足りなかったので3作ります面倒いぉぉぉぉぉぉ
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | いのきゅん | 3537 | D+ | 3.7 | 95.1% | 1193.4 | 4448 | 226 | 100 | 2025/11/13 |
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長文
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問題文
(わたしはそのよるさんかげつぶりにぱそこんをひらかなかった。)
私はその夜三ヶ月ぶりにパソコンを開かなかった。
(つぎのひも、そのつぎのひも。)
次の日も、その次の日も。
(ぱそこんをひらかなくなってすうじつご。)
パソコンを開かなくなって数日後。
(とうこうしてみるとあちこちからきみょうなしせんをかんじた。)
投稿してみるとあちこちから奇妙な視線を感じた。
(たけうちさんがわたしをみつけてとんできた。)
竹内さんが私を見つけて飛んできた。
(「さわださん!やばいからやめろっていったじゃん!」)
「沢田さん!やばいからやめろっていったじゃん!」
(「え、なに......?」)
「え、なに......?」
(「snsのとーくぐるーぷであいかわるきりにけんかうったんでしょ?)
「SNSのトークグループで相川瑠霧に喧嘩売ったんでしょ?
(すごいうわさになってるよ!」)
すごい噂になってるよ!」
(わたしはあたまがくらくらした。)
私は頭がくらくらした。
(「わたし、すまほのsnsはやってないよ。そもそもそのひとのとーくぐるーぷなんて)
「私、スマホのSNSはやってないよ。そもそもその人のトークグループなんて
(「あいかわりゅうきり、げきどしてさわださんをしめるっていってるらしいよ!)
「相川瑠霧、激怒して沢田さんをシメるって言ってるらしいよ!
(しらないよ。なにそれ。わたし、しらない。)
知らないよ。なにそれ。私、知らない。
(ほんみょうとこうこうめいだしてばとうしたって?」)
本名と高校名出して罵倒したって?」
(「そんな......ひとちがいだよ」)
「そんな......人違いだよ」
(わたしはなみだめになってしまう。)
私は涙目になってしまう。
(なにこのじょうきょう。)
何この状況。
(わたしがきゅうにゆなををやめたからるきりがおこった、ていうのならまだわかる。)
私が急にユナををやめたからるきりが怒った、ていうのならまだわかる。
(でも、とーくぐるーぷ?そんなの、しらない!)
でも、トークグループ?そんなの、しらない!
(「わたし、......どうしたらいいの?」)
「私、......どうしたらいいの?」
(だめだ、たよっちゃ。そうおもいながらも なみだがとまらない。)
駄目だ、頼っちゃ。そう思いながらも 涙が止まらない。
(たけうちさんは、わたしのかたをだいてくれた。)
竹内さんは、私の肩を抱いてくれた。
(「ひとちがいならだいじょうぶだよ。わたしのともだちにあいかわるきりのとりまきに)
「人違いなら大丈夫だよ。私の友達に相川瑠霧の取り巻きに
(くちきけるこがいるからそのこにいってもらうから」)
口聞ける子がいるからその子に言ってもらうから」
(「ほんとう......に?」)
「本当......に?」
(「もちろんだよ。とにかく、ひとりになっちゃだめだよ」)
「勿論だよ。とにかく、一人になっちゃ駄目だよ」
(めがねのおくのしんせつそうなめ。)
眼鏡の奥の親切そうな目。
(わたしはたけうちさんのかたにすがってないた。)
私は竹内さんの肩にすがって泣いた。
(そのひは、たけうちさんたちとさんにんとそのかれしたちもいっしょにかえってくれて、)
その日は、竹内さんたちと三人とその彼氏たちも一緒に帰ってくれて、
(なにごともなかった。)
何事もなかった。
(さんにんのこともよくしらないし、またしてそのかれしなんて、)
三人の事もよく知らないし、またしてその彼氏なんて、
(かおもしらないしよそのくらすのひとでいごこちはわるかったけど、)
顔も知らないしよそのクラスの人で居心地は悪かったけど、
(でもそんなひとたちがわたしをたすけようとしてくれるのは、すなおにうれしいとかんじられた)
でもそんな人達が私を助けようとしてくれるのは、素直に嬉しいと感じられた
(たけうちさんがこえをかけてくれたおかげかもしれない。)
竹内さんが声をかけてくれたおかげかもしれない。
(りあるもまだすてたものじゃないな、とおもえた。)
リアルもまだ捨てたものじゃないな、と思えた。
(でも、わたしはるきりとむきあわなくちゃいけない。)
でも、私はるきりと向き合わなくちゃ行けない。
(むごんでゆうしょくをかきこむ。)
無言で夕食をかき込む。
(「あい、あしたはちゅうかんてすとでしょ?ぱそこんはいいかげんにしなさいね!」)
「愛、明日は中間テストでしょ?パソコンはいい加減にしなさいね!」
(おやはどうせそんなことしかいわない。)
親はどうせそんなことしか言わない。
(うるさくいわれないよう、おやがねるまでべんきょうしてからねっとにつないだ。)
うるさく言われないよう、親が寝るまで勉強してからネットに繋いだ。
(”@rukiriaikawaこんばんは”)
"@rukiriaikawaこんばんは"
(すると、すぐへんじがきた。)
すると、すぐ返事が来た。
(”@yunamakaひさしぶり!どうしたの、しんぱいしたよ!”)
"@yunamaka久しぶり!どうしたの、心配したよ!"
(おこってるんじゃないの?”)
"怒ってるんじゃないの?"
(”いかる?なんで?”)
"怒る?なんで?"
(”わたしにうそついたでしょほんみょうがいろどりだとか、るきりはりゅうきりでそれほんみょうなんでしょ?”)
"私に嘘ついたでしょ本名が彩だとか、るきりは瑠霧でそれ本名なんでしょ?"
(”とーくぐるーぷはいったのわたしじゃないよわたしはただ、ねっとで)
"トークグループ入ったの私じゃないよ私はただ、ネットで
(るきりとこうりゅうができたらよかった。ほんとはどういうこかなんて、かんけいないよ”)
るきりと交流ができたら良かった。ホントはどういう子かなんて、関係ないよ"
(るきりはどういうつもりでわたしとこうりゅうしたんだろう?)
るきりはどういうつもりで私と交流したんだろう?
(かれしのすとーかーをじさつにおいやるるきり......)
彼氏のストーカーを自殺に追いやる瑠霧......
(ほのぼのいらすとこうかんとがーるずとーくでもりあげがるるきり......)
ほのぼのイラスト交換とガールズトークで盛上がるるきり......
(どっちがほんとうのかおなのか。るきりなんてそんざい、しりたくなかった。)
どっちが本当の顔なのか。瑠霧なんて存在、知りたくなかった。
(そうすればもっと、たのしいじかんがつづいたのに。)
そうすればもっと、楽しい時間が続いたのに。
(”ゆなはほんとうのわたしにはきょうみがないの?”)
"ユナは本当の私には興味がないの?"
(”もとやんだとか、そういうのかんけいなくなかよくしたかった、っていってるの!”)
"元ヤンだとか、そういうの関係なく仲良くしたかった、って言ってるの!"
(”どうしてわたしがもとやんだとおもうの?”)
"どうして私が元ヤンだと思うの?"
(”だってそれ、hnじゃなくて、ほんみょうなんでしょ?ちゃんときいたんだから!”)
"だってそれ、HNじゃなくて、本名なんでしょ?ちゃんと聞いたんだから!"
(”るきりはhnってさいしょにいったじゃない。どうしてうそっだてきめつけるの”)
”るきりはHNって最初にいったじゃない。どうして嘘っだて決めつけるの”
(......そいえばそうだ。めずらしいなまえだからどういつじんぶつだってきめつけていた)
......そいえばそうだ。珍しい名前だから同一人物だって決めつけていた
(もしかしたらるきりはりゅうきりとはかんけいなく、ぐうぜんそういうhnかもしれない)
もしかしたらるきりは瑠霧とは関係なく、偶然そういうHNかもしれない
(でも、そういうことがあるだろうか?わたしはこんらんしてきた。)
でも、そういうことがあるだろうか?私は混乱してきた。
(”るきりはりゅうきりってひととはちがうの?”)
”るきりは瑠霧って人とは違うの?"
(”ちがうよ!あんなやつといっしょにしないで!”)
"違うよ!あんなやつと一緒にしないで!"
(”あいかわりゅうきりしってるの?”)
"相川瑠霧知ってるの?"
(”しってるよ。だいきらい、あんなやつ”)
"知ってるよ。大嫌い、あんなやつ"
(”じゃあ、なんできらいなひとのなまえをhnにしたの?”)
"じゃあ、なんで嫌いな人の名前をHNにしたの?"
(”わすれないために”)
"忘れないために"
(”なにを?”)
"何を?"
(”わたしをころしたこと”)
”私を殺したこと"
(”なにそれ、どういういみ?”)
”なにそれ、どういう意味?"
(”なにって、まだわからない?”)
”何って、まだわからない?"
(”なにを?”)
"何を?"
(”わたしがしんでること”)
"私が死んでること"
(めのまえのがめんがきゅうにちがうものにみえてくるきがした。)
目の前の画面が急に違うものに見えてくる気がした。
(やめてよおかしなじょうだん。しゅみわるいよ。”)
やめてよおかしな冗談。趣味悪いよ。"
(わたしはほんとうにこわくなってきた。はやくぱそこんをきったほうがいい。)
私は本当に怖くなってきた。早くパソコンを切ったほうがいい。
(そうおもうのに、てはきーぼーどからはなれない。)
そう思うのに、手はキーボードから離れない。
(”ほんとうのわたしがさんかげつまえに)
"本当の私が三ヶ月前に
(とびおりじさつってどうでもいんでしょ?いままでとおりなかよくしようよ!”)
飛び降り自殺ってどうでもいんでしょ?今まで通り仲良くしようよ!"
(たなかあや。るきりはそれがほんみょうだとおもってた。)
田中彩。るきりはそれが本名だと思ってた。
(kじょしがくいんのたなかあや。それは、もしかして......)
K女子学院の田中彩。それは、もしかして......
(”わたしはすとーかーなんかじゃないただでんしゃでよくみかける)
"私はストーカーなんかじゃないただ電車でよく見かける
(さいひとしくんがきになってあるときゆうきをだしていえまでつけていってしまっただけ)
最等くんが気になってある時勇気を出して家までつけていってしまっただけ
(あいかわりゅうきりのかれなんてしらなかったし”)
相川瑠霧の彼なんて知らなかったし"
(”なのに、それをきづかれてからひどいこといっぱいされて、)
"なのに、それを気付かれてからひどいこといっぱいされて、
(ともだちもみなこわがってわたしからはなれていった。りあるはこわいよ、ゆあ!)
友達も皆怖がって私から離れていった。リアルは怖いよ、ユア!
(ねっとでなかよくしようよ!”)
ネットで仲良くしようよ!"
(「それからあいかわのとーくぐるーぷでゆあのなまえであばれちゃってごめんね~)
「それから相川のトークグループでゆあの名前で暴れちゃってごめんね~
(ゆあがきゅうにはなしてくれなくなっちゃったからちょっとすねてやったんだわらい”)
ゆあが急に話してくれなくなっちゃったからちょっとすねてやったんだ笑"
(もくぜんにながれてくるがめんじょうのもじ。わたしはどうこたえればいいのかわからない。)
目前に流れてくる画面上の文字。私はどう答えればいいのかわからない。
(”しんでいるとか、ありえないし、いやがらせはよしてよね”)
"死んでいるとか、あり得ないし、嫌がらせはよしてよね”
(”なんでありえないとかおもうわけ?しんでもふつうにねっとでしゃべってるひとなんて)
"何で有り得ないとか思うわけ?死んでも普通にネットで喋ってる人なんて
(わたしいがいにもたくさんいるよ?どこのだれかもしらないあいてがどうしていきてるって)
私以外にもたくさんいるよ?どこの誰かも知らない相手がどうして生きてるって
(きめつけるわけ?”)
決めつけるわけ?"
(”しんでるひとがどうやってねっとにつなげるのよ!)
"死んでる人がどうやってネットにつなげるのよ!
(わたしがいますべきことはすぐにぱそこんをきること。)
私が今すべきことはすぐにパソコンを切ること。
(わかってるのに、どうしてもできない。)
分ってるのに、どうしてもできない。
(”しんだらたましいがどこにいくかなんて、だれもしらない。わたしはしんで、きづいたら)
”死んだら魂がどこに行くかなんて、誰も知らない。私は死んで、気づいたら
(ねっとのなかにいたここはとてもいごこちいいよいいたいこといって)
ネットの中にいたここはとても居心地いいよ言いたいこと言って
(いやなひとはするーぶろっくですんじゃうんだから。ゆあもおいでよ”)
嫌な人はスルーブロックで済んじゃうんだから。ゆあもおいでよ”