僕が初めて泣いた日

(もらってばかりのじんせいのなかで)

もらってばかりの人生の中で

(ぼくはなにをかえせるだろうか)

僕は何を返せるだろうか

(きみはぼくにありがとうというけど)

君は僕にありがとうと言うけど

(ぼくこそいいたいことばなんだ)

僕こそ言いたい言葉なんだ

(ひとりでがんばることも)

一人で頑張ることも

(じっさいふかのうじゃないかもね)

実際不可能じゃないかもね

(でもきみはぼくをぼくたらしめる)

でも君は僕を　僕たらしめる

(ゆうきがでるのはまもりたいものがあるときさ)

勇気が出るのは守りたいものがあるときさ

(わらうだろうかきみをたいせつだといったら)

笑うだろうか　君を大切だといったら

(わらうだろうかきみをたすけたいといったら)

笑うだろうか　君を助けたいといったら

(じぶんのためにいきるじんせいもいい)

自分のために生きる人生もいい

(でもだれかいっしょでないとみえぬみちがある)

でも　誰か一緒でないと見えぬ道がある

(だれかにとどけたいことばがあること)

誰かに届けたい言葉があること

(だれかにつたえたいおもいがあること)

誰かに伝えたい思いがあること

(だれかにみせたいえがおがあること)

誰かに見せたい笑顔があること

(だれかにきかせたいうたがあること)

誰かに聞かせたい歌があること

(ぼくのかわりにきみがないてくれるから)

僕の代わりに君が　泣いてくれるから

(ぼくはもうくるしくないよ)

僕はもう苦しくないよ

(もらってばかりのじんせいをぼくは)

もらってばかりの人生を僕は

(じつはほこりにおもったりしている)

実は誇りに思ったりしている

(あなたとであえてよかったほんとうだよ)

あなたと出会えて　よかった本当だよ

(かえしたいことばがたまっていく)

返したい言葉が溜まっていく

(ひとりでがんばることも)

一人で頑張ることも

(じっさいふかのうじゃなさそうだ)

実際不可能じゃなさそうだ

(でもきみがぼくをぼくたらしめる)

でも君が僕を　僕たらしめる

(だれかのためにだけもやせるいのちだってある)

誰かのためにだけ燃やせる命だってある

(わらわないでくれきみをたいせつだといっても)

笑わないでくれ　君を大切だといっても

(わらわないでくれきみをたすけたいといっても)

笑わないでくれ　君を助けたいといっても

(じぶんのためにいきるじんせいってだけじゃ)

自分のために生きる人生ってだけじゃ

(なにかたいせつなものさえみうしないそうだ)

なにか大切なものさえ見失いそうだ

(だれかにとどけたいことばがあふれて)

誰かに届けたい言葉が溢れて

(だれかにつたえたいおもいがつのって)

誰かに伝えたい思いが募って

(だれかにみせたいえがおがたまって)

誰かに見せたい笑顔が溜まって

(だれかにきかせたいうたがこぼれて)

誰かに聞かせたい歌がこぼれて

(ぼくのかわりになんてなくなよっていっても)

僕の代わりになんて泣くなよって言っても

(きみはきっとなくんだな)

君はきっと泣くんだな

(わらわないでくれぼくがいまさら)

笑わないでくれ　僕が今更

(ひとりでいきることをこわがっていること)

一人で生きることを怖がっていること

(わらうだろうかきみをたいせつだといったら)

笑うだろうか　君を大切だと言ったら

(わらわないでくれきみをたすけたいといっても)

笑わないでくれ　君を助けたいと言っても

(あたたかさにふれると)

温かさに触れると

(ひとのこころはほろりとほどけていくんだね)

人の心はほろりと解けていくんだね

(ぼくはそうだったよ)

僕はそうだったよ

(だれかにとどけたいことばがぼくは)

誰かに届けたい言葉が　僕は

(だれかからつたえられたおもいだった)

誰かから伝えられた思いだった

(だれかにみせたいえがおも)

誰かに見せたい笑顔も

(きかせたいうたもぜんぶぜんぶぜんぶ)

聞かせたい歌も　全部　全部　全部

(ぼくのなくしそうだったものをきみが)

僕の失くしそうだったものを君が

(そっとてわたして)

そっと手渡して

(ぼくをすくってくれたんだな)

僕を　救ってくれたんだな