シェダーコール/shino

(めぐりあってよんびょうし)

巡り合って四拍子

(いきづまったろうばい)

行き詰まった狼狽

(いかしたふぁっしょん)

イカしたファッション

(まざりあったかんじょうろん)

混ざり合った感情論

(ぜんもあくもないむげんのあいぞう)

善も悪もない無限の愛憎

(うまれおちたしゅんかんにだれもかれもがせおったふぃくしょん)

生まれ落ちた瞬間に誰も彼もが背負ったフィクション

(あしたがこないようにいのるきょうがおわってく)

明日が来ないように祈る今日が終わってく

(しろがくろにかわってしまったってくろがしろになるわけじゃない)

白が黒に変わってしまったって　黒が白になるわけじゃない

(ならぼくはどんなせかいをえがくだろう)

なら僕はどんな世界を描くだろう

(いっさいをぜんぶもやしていこうぜ)

一切を全部燃やしていこうぜ

(このまちをはいにかえて)

この街を灰に変えて

(いろをうしなったあさってのこえはわらうことさえしらずに)

色を失った明後日の声は笑うことさえ知らずに

(わかってないてしまったんだって)

解って泣いてしまったんだって

(くたびれたあいのなかで)

草臥れた愛の中で

(もざいくごしにおとしたしせんをうけとめてそっとだいて)

モザイク越しに落とした視線を受け止めて　そっと抱いて

(ものくろのこえをあげて)

モノクロの声をあげて

(あがりきったしんぱくすう)

上がりきった心拍数

(みちなるみちへのばしたうんめい)

未知なる道へ伸ばした運命

(とりこぼしたせいしゅんはあなのひらいたまんまむげんのくうどう)

取りこぼした青春は穴の開いたまんま無限の空洞

(いきづかいもたえだえにいにながしこんだとかいのけんそう)

息遣いも絶え絶えに胃に流し込んだ　都会の喧騒

(ことばもでないようなひどくこげたぱのらま)

言葉も出ないような酷く焦げたパノラマ

(ゆめがゆめでおわるようにぼくはぼくでおわるでしょう)

夢が夢で終わるように　僕は僕で終わるでしょう

(ならきみはどんなせかいをねがうだろう)

なら君はどんな世界を願うだろう

(まっとうなまんまこわしていこうぜ)

真っ当なまんま壊していこうぜ

(しろくそまったこころを)

白く染まった心を

(いかさまにおかされないで)

イカサマに侵されないで

(ただいまをいきていけ)

ただ今を生きていけ

(うそつきのよごれたこえがよわいじぶんをとかすから)

嘘吐きの汚れた声が弱い自分を溶かすから

(みみをふさいでしまったんだって)

耳を塞いでしまったんだって

(だれもしらないせかいだ)

誰も知らない世界だ

(ものくろのはいのなかで)

モノクロの灰の中で

(ことばでちゃかしたってれんずでびかしたって)

言葉で茶化したって　レンズで美化したって

(がめんのおくのぼくはふるぼけたまま)

画面の奥の僕は古ぼけたまま

(だれもがいきたえてにげみちさがしたって)

誰もが息絶えて　逃げ道探したって

(そのさけびごえはけしてしまうなよ)

その叫び声は消してしまうなよ

(なんとなくでいきいそいだってみたくもないものばかり)

なんとなくで生き急いだって見たくもないものばかり

(のばしたてはふるえているんだ)

伸ばした手は震えているんだ

(にぎるあてもないまま)

握るあてもないまま

(いっさいをぜんぶもやしていこうぜ)

一切を全部燃やしていこうぜ

(このまちをはいにかえて)

この街を灰に変えて

(いろをうしなったあさってのこえはわらうことさえしらずに)

色を失った明後日の声は笑うことさえ知らずに

(わかってないてしまったんだって)

解って泣いてしまったんだって

(くたびれたあいのなかで)

草臥れた愛の中で

(もざいくごしにおとしたしせんをうけとめてそっとだいて)

モザイク越しに落とした視線を受け止めて　そっと抱いて

(きみのなをいまよんだ)

君の名を今呼んだ

(ものくろのこえをあげて)

モノクロの声をあげて