また あした-鹿目まどか（悠木碧）

(「それじゃまたね」っててをふって)

｢それじゃ またね｣って手を振って

(むりにわらってさみしくなって．．．)

無理に笑ってさみしくなって...

(ほどうきょうじてんしゃかかえてのぼるひと)

歩道橋 自転車抱えて登る人

(こんびにだれかのうわさばなし)

コンビニ誰かのウワサ話

(こうさてんしんごうとおくのくらくしょん)

交差点 信号 遠くのクラクション

(しらないだれかのわらいあうこえ)

知らない誰かの笑い合う声

(きょうはひとりであるくかよいなれたまちでも)

今日は独りで歩く 通い慣れた街でも

(いつもよりもなんだか)

いつもよりもなんだか

(じぶんがちょっとちいさくおもえるよ)

自分がちょっと小さく思えるよ

(「それじゃまたね」っててをふって)

｢それじゃ またね｣って手を振って

(えがおつくってさみしくなって)

笑顔作って さみしくなって

(ほんとはまだはなしたりないけど)

ホントはまだ話し足りないけど

(「それじゃまたね」ってことばで)

｢それじゃ またね｣って言葉で

(またあえるってうそをついて)

また会えるってウソをついて

(いつもどおりのえがおでいうよ)

いつも通りの笑顔で言うよ

(「またあした」)

｢またあした｣

(ひとりにはなれてるふりをしてるけど)

独りには慣れてる フリをしてるけど

(ほんとはそんなにつよくないし)

ホントはそんなに強くないし

(いつもとおなじけしきいつもとおなじまち)

いつもと同じ景色 いつもと同じ街

(なにもかわらないはずなのに)

なにも変わらないハズなのに

(じぶんだけがちいさくおもえるよ)

自分だけが小さく思えるよ

(「それじゃまたね」じゃなくって)

｢それじゃ またね｣じゃなくって

(「あとすこし」っていえばよかった)

｢あと少し｣って言えば良かった

(きがついてほしくてきたいしていたけど)

気が付いて欲しくて期待していたけど

(「それじゃまたね」ってことばで)

｢それじゃ またね｣って言葉で

(またじぶんにうそをついて)

また自分にウソをついて

(いつもどおりのえがおでかくすこのきもち)

いつも通りの笑顔で隠すこの気持ち

(「それじゃまたね」っててをふって)

｢それじゃ またね｣って手を振って

(えがおつくってさみしくなって)

笑顔作って さみしくなって

(ほんとはまだはなしたりないけど)

ホントはまだ話し足りないけど

(「それじゃまたね」ってこえさえ)

｢それじゃ またね｣って声さえ

(とどかないほどちかくてとおい)

届かないほど 近くて遠い

(いつもどおりにあといちどだけいわせて)

いつも通りにあと一度だけ言わせて

(「またあした」)

｢またあした｣