黒うさぎ のろい
歌詞(問題文)
(いつからかぼんやりからだはうまくうごかなくなっていた)
いつからかぼんやり身体は上手くうごかなくなっていた
(あおいひかりいがいにめをむけるのもむずかしくなっちゃった)
青い光以外に目を向けるのも難しくなっちゃった
(みみざわりのいいことばばっかりきいてそだってきたから)
耳触りのいい言葉ばっかり聞いて育ってきたから
(きずくのがおくれたみたいで)
気づくのが遅れたみたいで
(ふえていくのはくうはくとふあんとていねんとあと)
増えていくのは空白と不安と諦念と あと
(なんいもかもしらないのにもうこうしょうなふりばっかうまくなってさ)
何もかも知らないのにもう高尚なフリばっか上手くなってさ
(いっそおもいおもいくさりにつながれていたなら)
いっそ重い重い鎖に繋がれていたなら...
(みたされたいみちたりないなんておこがましいものいいだよね)
満たされたい 満ち足りないなんて、烏滸がましい物言いだよね
(そうだよね)
そうだよね
(なんにもふじゆうなんてないしなんだってできたはずで)
なんにも不自由なんて無いし なんだってできたはずで
(なのになんでなのになんでこんな)
なのになんでなのになんでこんな
(どうしようもないほどいらいらするの)
どうしようもないほどいらいらするの
(きえたいとかそういうんじゃないなにもなくてもなにもできなくても)
消えたいとかそういうんじゃない何もなくても 何もできなくても
(ふあんもしんぱいもいらないせかいがあればいいのに)
不安も心配もいらない世界があればいいのに
(なんてね)
なんて ね
(だえきのねんせいすらもうざったくなっていた)
唾液の粘性すらもうざったくなっていた
(かじかんだてがやたらふけてみえるように)
悴んだ手がやたら老けて見えるように
(きっとけんじょうそのもの)
きっと健常そのもの
(ああのどのおくがなんかすっぱいな)
ああ 喉の奥がなんだか 酸っぱいな
(はしれなくなったのはわたしにのろいをかけた)
走れなくなったのはわたしに呪いをかけた
(わたしのせいだそんなの)
わたしのせいだ そんなの
(ほほのぬらすしかくなどないよ)
頬を濡らす 資格などないよ
(どうしてもじごうじとくだからあなたもね)
どうしても自業自得だから あなたも ね