性格悪くてすみません。

(いちなんさってはまたいちなんいじょうにそれだけにあいされてる)

一難去ってはまた一難。異常にそれだけに愛されてる。

(たちばじょうあきらめないていどにはわきまえてるつもり)

立場上、諦めない程度には弁えてるつもり。

(ほっといてだいじょうぶなんでもないとかいいあきた)

放っといて。大丈夫。なんでもない。とか、言い飽きた。

(そのうちあきるときがくるのならいまのうちにあきらめてしまおう)

その内飽きる時がくるのなら、今の内に諦めてしまおう。

(みながまえをむいてすすむならぼくはうしろをむいてすすみます)

皆が前を向いて進むなら、僕は後ろを向いて進みます。

(きみをしんじなかったんじゃなくきみがうらぎるとしんじてたのさ)

君を信じなかったんじゃなく、君が裏切ると信じてたのさ。

(いまはただすなおにひねくれたいまあわからないのもむりはない)

今はただ素直にひねくれたい。まあ、分からないのも無理はない。

(しってるかじてんしゃにのれるだけでやつらよりこうとうになれるらしい)

知ってるか？　自転車に乗れるだけで、奴らより高等になれるらしい。

(きっといぬもねこもぶたとうしとおなじあじがする)

きっと犬も猫も、豚と牛と同じ味がする。

(ほっといてだいじょなわけないとかしらじらしい)

放っといて？　大丈夫？　な訳ない。とか、しらじらしい。

(いらっとしたときこそいちばんたのしそうにわらうのさ)

イラッとしたときこそ、一番楽しそうに笑うのさ。

(だれもへやをかたづけられないならぼくがたいせつなものごとすててあげます)

誰も部屋を片づけられないなら、僕が大切なものごと捨ててあげます。

(ろぼのくせしてひとをめざすよりはろぼをきわめたらいいのにね)

「ロボのくせしてヒトを目指すよりは、ロボを極めたらいいのにね？」

(ぐずでのろまであほうなぼくのはなしはきくひつようないけどね)

愚図で鈍間で阿呆な僕の話は、聞く必要ないけどね？

(ぱずるがかんせいしないようさいごのぴーすをいにかくす)

パズルが完成しないよう、最後のピースを胃に隠す。

(どろけたぴーすをつめつづけふくらむはらをおさえつけるんだ)

どろけたピースを詰め続け、膨らむ腹を押さえつけるんだ。

(せっかくすなおなことばをくれてもぼくのなかでねじまげてしまう)

折角素直な言葉をくれても、僕の中で捻じ曲げてしまう。

(まあほんとうのぼくなんてぼくだけがしっていればじゅうぶんなのだ)

まあ、本当の僕なんて僕だけが知っていれば十分なのだ。

(きみはそのうちこわれてしんでしまうとぼくをしんぱいしたんだ)

君は「その内壊れて死んでしまう」と僕を心配したんだ。

(だいじょうぶきっかりしんでからこわれてやるからあんしんしてよ)

大丈夫。きっかり死んでから壊れてやるから、安心してよ。

(わざわざぼくなんかにありがとうございます)

わざわざ僕なんかに、ありがとうございます！