あの光だってきっと

(いつだってそうさあしたがあると)

いつだってそうさ明日があると

(どこかであたりまえにおもってて)

どこかで当たり前に思ってて

(ふりだしたあめをこうじつにきょうも)

降り出した雨を口実に今日も

(しかたないとつぶやいた)

”しかたない”とつぶやいた

(よぞらにうかんでいる)

夜空に浮かんでいる

(あのひかりはほんとうはもうしんでいて)

あの光は本当はもう死んでいて

(そんなことしらずにきれいだなって)

そんなこと知らずに綺麗だなって

(たんじゅんだかざりつけたざんぞうを)

単純だ飾り付けた残像を

(まだいつかのかんしょうをあたためては)

まだいつかの感傷を温めては

(ざんこくなうんめいはひとごとで)

残酷な運命は他人事で

(きょうもどこかでそのせいめいを)

今日もどこかでその生命を

(だれかのためにもやした)

誰かのために燃やした

(あなたのことを)

あなたのことを

(わすれないでいれたのならば)

忘れないでいれたのならば

(ぼくだってまちですれちがうだれかに)

僕だって街ですれ違う誰かに

(もっとやさしく)

もっと優しく

(できたんじゃないのかな)

できたんじゃないのかな

(しあわせをのぞむほどかんぺきをめざすほど)

幸せを望むほど完璧を目指すほど

(ふしあわせがひかった)

不幸せが光った

(ゆるせないことがふえた)

許せないことが増えた

(いまをいきても)

今を生きても

(みてるのはそのさきばかりで)

見てるのはその先ばかりで

(かなたをさまよって)

彼方を彷徨って

(いたはへんがやってきて)

いた破片がやってきて

(あけないながいよる)

明けない長い夜

(がらすだまがふりそそいだ)

ガラス玉が降り注いだ

(たんじゅんだおわりをもくぜんにして)

単純だ終わりを目前にして

(めざすべきみらいぞうがくずれたから)

目指すべき未来像が崩れたから

(ほんとうにこのいまをかんじたんだ)

本当にこの今を感じたんだ

(きょうもぼくらのにちじょうも)

今日も僕らの日常も

(とりまくすべてのものにも)

取り巻くすべてのものにも

(おわりがあることを)

終りがあることを

(わすれないでいれたのならば)

忘れないでいれてたのならば

(ぼくだってまちですれちがうだれかに)

僕だって街ですれ違う誰かに

(もっとやさしく)

もっと優しく

(できたんじゃないのかな)

できたんじゃないのかな

(ねぇなんどだってよるはあけるから)

ねぇ何度だって夜は明けるから

(ねぇなんどだってあしたはくるから)

ねぇ何度だって明日は来るから

(ねぇなんどだってきみにあえるから)

ねぇ何度だって君に会えるから

(ねぇなんどだって)

ねぇ何度だって...

(どうせまたやってくるあしたでも)

どうせまたやってくる明日でも

(よていちょうわなしなりおもあいせるかな)

予定調和なシナリオも愛せるかな

(たいせつにできるかな)

大切にできるかな

(きょうもどこかでこのせいめいがもえる)

今日もどこかでこの生命が燃える

(そのかすかなひかりがだれかのせかいを)

その微かな光が誰かの世界を

(てらせますように)

照らせますように

(てらせますように)

照らせますように

(あのひかりだってきっとぼくらと)

あの光だってきっと僕らと

(おなじなんだって)

同じなんだって