満場一致のパラドクス

(はいやくのつごうで)

配役の都合で

(ことばのおもさにばいあすがかかるなら)

言葉の重さにバイアスが掛かるなら

(わきやくのしそうは)

脇役の思想は

(はなからとうたされるだけのごみでした)

ハナから淘汰されるだけのゴミでした

(はいはいそうですか)

ハイハイそうですか

(ぼくばかなのでよくわかりかねますが)

僕馬鹿なのでよく分かりかねますが

(ろっくんろーらーは)

ロックンローラーは

(そのあたりまでちゃんとかんがえてますか)

その辺りまでちゃんと考えてますか？

(ふりきれよじんせい)

振り切れよ人生

(ばかなふりして)

馬鹿なフリして

(いきていればだいたいらくで)

生きていれば大体楽で

(それがこうふくでせいかいなんて)

それが幸福で正解なんて

(ふざけんなどうでもいいわ)

ふざけんなどうでも良いわ

(おさえたこどうがおさえきれなくて)

抑えた鼓動が抑えきれなくて

(だませないほどにうずくなら)

騙せない程に疼くなら

(かきならせきどあいらくかんじょうのすべてを)

書き鳴らせ喜怒哀楽感情の全てを

(はいやくのつごうで)

配役の都合で

(そのすべてのつみさえもすりかわるなら)

その全ての罪さえもすり替わるなら

(ぼくたちのしそうは)

僕達の思想は

(くいつぶされてからはただのごみでした)

食い潰されてからはただのゴミでした

(まったくそうですが)

全くそうですが

(ぼくばかなのでそれはどうでもよくて)

僕馬鹿なのでそれはどうでもよくて

(がんぜんにならんだ)

眼前に並んだ

(しゃおんせいのおとなをけりとばしました)

遮音性の大人を蹴り飛ばしました

(くたばれよけんじゃ)

くたばれよ賢者

(ばかなままでいい)

馬鹿なままで良い

(そのかちがわかるままがいい)

その価値が分かるままが良い

(ありふれたあいにこころをゆらして)

ありふれた愛に心を揺らして

(うたってられたらいいんだ)

歌ってられたら良いんだ

(しあわせがなにかのかいとうけんを)

幸せが何かの解答権を

(だれにゆだねるつもりもない)

誰に委ねるつもりもない

(うちぬけおとをさえぎるうんめいのすべてを)

撃ち抜け音を遮る運命の全てを

(ふざけろよじんせい)

ふざけろよ人生

(まともなままでいっしょうをむさぼれるものか)

まともなままで一生を貪れるものか

(くたばるそのひは)

くたばるその日は

(こくいっこくとすりよってくんだぜまいびょう)

刻一刻と擦り寄ってくんだぜ 毎秒

(だれかのこたえにすくいをもとめて)

誰かの答えに救いを求めて

(そのせいのいみをゆだねるな)

その生の意味を委ねるな

(そのかちはただぼくだけがきめる)

その価値はただ僕だけが決める

(ふりぬけよじんせい)

振り抜けよ人生

(いっぱくさえもならしそこねてたまるものか)

一拍さえも鳴らし損ねてたまるものか

(うちならすみゃくどう)

撃ち鳴らす脈動

(ｂｐｍはたかなっちまえばいいんだ)

BPMは高鳴っちまえば良いんだ

(だましてばかりのこころがさけんだ)

騙してばかりの心が叫んだ

(ほんしんをにどとうらぎるか)

本心をニ度と裏切るか

(うちならせうよきょくせつじんせいのすべてを)

撃ち鳴らせ 紆余曲折人生の全てを