インビジブルタイピング

(とんでもないげんしょうどうやらとうめいにんげんになりました)

とんでもない現象　どうやら透明人間になりました

(ばんばんざいはのみこんで)

万々歳は飲み込んで

(ああでもないこうでもないげんいんすいそくをぶちまけて)

ああでもないこうでもない原因推測をぶちまけて

(ひとつおぼえでわるかったね)

一つ覚えで悪かったね

(まあしょうがないしょうがないぼうえいほんのうはしたたかに)

まあしょうがないしょうがない防衛本能はシタタカに

(けむたいりんりはおいといて)

煙たい倫理は置いといて

(あんなことそんなことぼんのうもうしゅうもはつらつと)

あんなこと　そんなこと煩悩妄執もハツラツと

(ききたくなかったかげぐちと やきついたきすしーん)

聞きたくなかった陰口と焼きついたキスシーン

(りせっとはべつのはなしもうあたまがいたいよ)

リセットは別の話　もう頭が痛いよ

(だいきらいきらいきらいなぼくが)

大嫌い嫌い嫌いな僕が

(みえてますかるんぱっぱ)

見えてますかルンパッパ

(しらんしらんかおして)

知らん知らん顔して

(もたれるななめがほしいだけ)

凭れるナナメが欲しいだけ

(らっかんらっかんたっかんらっかんたっかんらっかんし)

楽観楽観達観楽観達観楽観視

(ぼくはとうめいにんげん)

僕は透明人間

(みえないくせしてよまいごとたれてもいみないじゃん)

見えないクセして世迷い言垂れても意味ないじゃん

(こんだくとこんたくとこんだくたーこんなぼくをみちびいて)

混濁とコンタクトコンダクターこんな僕を導いて

(せるかーくばりのいきなしちゅえいしょん)

セルカークばりの粋なシチュエイション

(ああでもないこうでもないあんなことこんなこともうたくさん)

ああでもないこうでもないあんなことこんなこともう沢山

(つべこべはいたてきかんじょうろん)

つべこべ排他的感情論

(どうやらいっぽうつうこうのおともだちはにべもなく)

どうやら一方通行のお友達はにべもなく

(ずいぶんだいたんなよあそびね)

随分大胆な夜遊びね

(せかいいちむがいでなおかつぼうじゃくぶじんなごみにはなれたでしょう)

世界一無害で尚且つ傍若無人なゴミにはなれたでしょう

(そこにぼくがいないことだれもきづいちゃいないでしょう)

そこに僕がいない事　誰も気づいちゃいないでしょう

(そもそもいないほうがあたりまえでしたね)

そもそもいない方が当たり前でしたね

(だいきらいきらいきらいなぼくをおぼえてますかるんぱっぱ)

大嫌い嫌い嫌いな僕を覚えてますか　ルンパッパ

(しらんしらんかおしてたのしくいきるのやめてくんない)

知らん知らん顔して楽しく生きるのやめてくんない

(らっかんらっかんたっかんらっかんたっかんらっかんし)

楽観　楽観　達観　楽観　達観　楽観視

(ぼくはとうめいにんげん)

僕は透明人間

(つめかむわるいくせいまさらやめてもいみないじゃん)

爪噛む悪いクセ今更止めても意味ないじゃん

(だいおうじょうをまえにして)

大往生を前にして

(しゃがれたろうふはわらってた)

しゃがれた老父は笑ってた

(そうかそうかどうりでひとりじゃわらえない)

そうかそうか道理で　ひとりじゃ笑えない

(だいきらいきらいきらいなぼくがはりさけてるんぱっぱとどかないざれごと)

大嫌い嫌い嫌いな僕が　張り裂けてルンパッパ　届かない戯言

(ないしょのわるぐちありがとう)

内緒の悪口ありがとう

(だいきらいきらいきらいなぼくをどうかわすれないで)

大嫌い嫌い嫌いな僕をどうか忘れないで

(ごめんねそれでもはしっこでいいからすわらせて)

ごめんね　それでも端っこでいいから座らせて

(こうさてんひとごみのまんなかをいそぐさらりーまんが)

交差点人ごみの真ん中を急ぐサラリーマンが

(すれちがいざまいま)

すれ違いざま　今

(はんみでたしかによけたんだ)

半身でたしかに避けたんだ

(いまぼくはここに)

今　僕はここに