【短編小説集】アルゴと私。#1
全3編の短編小説集です。
アルゴと私。#1は2025年7月の夏休み直前の話です。
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(あるごとわたし。)
アルゴと私。
(きよみずあいこのしょう)
清水愛子の章
(それは、あまりにもとうとつでわたしにはりかいができなかった。)
それは、あまりにも唐突で私には理解ができなかった。
(2025ねん7がつ、なつやすみまえのわたしのきもちはうずうずしていた。)
2025年7月、夏休み前の私の気持ちはウズウズしていた。
(ひまだったから、わたしはきょうしつにぽつんといるなぎさんになつやすみのよていをきいてみた。)
暇だったから、私は教室にポツンといる凪さんに夏休みの予定を聞いてみた。
(「なぎさん、なつやすみはじまったらどこいくの?まぁわたしはどこにもいかないけど」)
「凪さん、夏休み始まったらどこ行くの?まぁ私はどこにも行かないけど」
(「あぁうち?うちはともだちとおとまりかい。でもおんせんはあついわむしはわくわでたいへん!」)
「あぁウチ?ウチは友達とお泊まり会。でも温泉は熱いわ虫は湧くわで大変!」
(「じゃあわたしがかわってあげようか?」)
「じゃあ私が変わってあげようか?」
(「あ、それはだいじょうぶ」)
「あ、それは大丈夫」
(ですよねー・・・まあはんのうがみたかっただけだからいいけど)
ですよねー・・・まあ反応が見たかっただけだからいいけど
(「なぎちゃーん!なぎちゃんたちいちくみとどっじたいけつ!」)
「凪ちゃーん!凪ちゃん達一組とドッジ対決!」
(「はーい!ごめん、じゃあまたねー」)
「はーい!ごめん、じゃあまたねー」
(「あ、まってよ!・・・うーん、もうちょっとだったんだけどなあ」)
「あ、待ってよ!・・・うーん、もうちょっとだったんだけどなあ」
(わたしはいちくみだ。だからわたしもさんかしたかったけど、だめだった。)
私は一組だ。だから私も参加したかったけど、だめだった。
(あとわたしはせいかついいんなのに、はしりさったなぎさんになにもちゅういできなかった。)
あと私は生活委員なのに、走り去った凪さんに何も注意できなかった。
(・・・まあいいや。わたしはためいきをすこしついて、つくえにつっぷしてねた。)
・・・まあいいや。私はため息を少しついて、机に突っ伏して寝た。
(あぁ、そういえばなつやすみあけはなんかあったっけ?)
あぁ、そういえば夏休み明けは何かあったっけ?
(たしか、なつやすみあけのちょくごのなかやすみにいちねんとごねんのこうりゅうがあって、)
確か、夏休み明けの直後の中休みに一年と五年の交流があって、
(すこしたったらこんどはうんどうかいのれんしゅうがあるのか!きついなぁ・・・)
少し経ったら今度は運動会の練習があるのか!きついなぁ・・・
(・・・まあそういうりゆうもあって、わたしはみんなからなつやすみのよていをきいている。)
・・・まあそういう理由もあって、私はみんなから夏休みの予定を聞いている。