米津玄師/Neighbourhood

(このごろひどいゆめをみるこどものころのふうけい)

この頃ひどい夢を見る 子供の頃の風景

(たばこのけむりでみちたしろいしょくたくだ)

煙草の煙で満ちた 白い食卓だ

(くさりかけのしあわせいちにちひときれずつ)

腐りかけの幸せ 一日一切れずつ

(つづくたえまないひすてりーあとはたいだだけ)

続く絶え間ないヒステリー あとは怠惰だけ

(へいわもへいわでへどがでた)

平和も平和で反吐が出た

(とおくきこえるばーばらあれん)

遠く聞こえるバーバラアレン

(どうしたんだいなあきょうだいおれがわかるかい)

どうしたんだいなあ兄弟 俺がわかるかい？

(おまえがゆるせるくらいのおとなになれたかな)

お前が許せるくらいの 大人になれたかな

(もういいかいなあきょうだいここらでおしまいで)

もういいかいなあ兄弟 ここらでおしまいで

(なんてあまえてちゃおまえにもきらわれちゃうのかな)

なんて甘えてちゃお前にも 嫌われちゃうのかな

(かたをよせあっていきていくちいさなひかげのむし)

肩を寄せ合って生きていく 小さな日陰の虫

(しんぶんのもじはちいさくてれびはうるさい)

新聞の文字は小さく テレビは煩い

(みぎまがりのとらっくにまきこまれたらしいよ)

右曲がりのトラックに 巻き込まれたらしいよ

(あのこがくれたがんだむまだのこってるかな)

あの子がくれたガンダム まだ残ってるかな

(ありあまってるじかんをいたずらにとかしていく)

有り余ってる時間を 悪戯に溶かしていく

(どうすればいいのかわからないそれもわからない)

どうすればいいのかわからない それもわからない

(このごろひどいゆめをみるこどものころのふうけい)

この頃ひどい夢を見る 子供の頃の風景

(たばこのけむりでみちたしろいしょくたくだ)

煙草の煙で満ちた 白い食卓だ

(へいわもへいわでなけてきた)

平和も平和で泣けてきた

(みみにのこるばーばらあれん)

耳に残るバーバラアレン

(どうしたんだいなあきょうだいどこでないてんだい)

どうしたんだいなあ兄弟 どこで泣いてんだい？

(それはおまえにはにあわないすぐにぬぎすてとけ)

それはお前には似合わない すぐに脱ぎ捨てとけ

(もういいかいなあきょうだいそれでもやめらんない)

もういいかいなあ兄弟 それでもやめらんない

(にやけわらいかましてごぜんよじそれはそれでたのしい)

にやけ笑いかまして午前四時 それはそれで楽しい

(いきられないなってといれのかがみのまえでないてた)

生きられないなって トイレの鏡の前で泣いてた

(にげだせそのまちをとばせとばせとばせわらえわらえわらえ)

逃げ出せその街を 飛ばせ飛ばせ飛ばせ 笑え笑え笑え

(ていきをかうくらいのまとまったかねすらなくて)

定期を買うくらいの まとまった金すらなくて

(まいにちきっぷですましてむしろかねかかる)

毎日切符で済まして むしろ金かかる

(きっとゆめはかなうなんてうそをはじめからしんじちゃいなかった)

きっと夢は叶うなんて嘘を 初めから信じちゃいなかった

(それでもなおここまでこれたおまえはどうしたい)

それでもなおここまでこれた お前はどうしたい？

(どうしたんだいなあきょうだいおれがわかるかい)

どうしたんだいなあ兄弟 俺がわかるかい？

(おまえがゆるせるくらいのおとなになれたかな)

お前が許せるくらいの 大人になれたかな

(もういいかいなあきょうだいここらでおしまいで)

もういいかいなあ兄弟 ここらでおしまいで

(なんてあまえてちゃおまえにもきらわれちゃうのかな)

なんて甘えてちゃお前にも 嫌われちゃうのかな