『命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」』

(「きみはあのときの・・・」)

「君はあの時の…」

(「みえるんですか？)

「見えるんですか？

(わたしのすがたが・・・」)

私の姿が…」

(「どうしてそんなことをいうんだい？」)

「どうしてそんなことを言うんだい？」

(「だって、わたしは・・・」)

「だって、私は…」

(あなたのひとみにうつるわたしは)

あなたの瞳に映る私は

(どんないきもの？)

どんな生き物？

(にんげんそれとも)

人間　それとも

(とるにたらない)

取るに足らない

(むしでしょうか？)

虫でしょうか？

(ぼくにはちゃんとみえてる)

僕にはちゃんと見えてる

(きみのこころが・・・)

君の心が…

(すがたかたちではない)

姿かたちではない

(いのちのしんじつ)

命の真実

(いきてる)

生きてる

(いきてる)

生きてる

(おんなじせかいにうまれたきせき)

同(おんな)じ世界に生まれた奇跡

(いきてる)

生きてる

(いきてる)

生きてる

(いくつもかなしみのりこえながらいま)

いくつも悲しみ　乗り越えながら　今

(めぐりあえたことは)

めぐり逢えたことは

(うんめいだ)

運命だ

(みらいはどこまでもつづいてる)

未来はどこまでも続いてる

(そんなになみだをながしていたら)

そんなに涙を流していたら

(なにもみえない)

何も見えない

(よぞらにあまたの)

夜空に数多(あまた)の

(ほしがあるのは)

星があるのは

(みあげるため)

見上げるため

(わたしだってみえてる)

私だって見えてる

(いまはあなたが・・・)

今はあなたが…

(ちいさすぎるじぶんに)

小さすぎる自分に

(ゆうきをくれたの)

勇気をくれたの

(このあい（ぼくらは）)

この愛(僕らは)

(このあい（たがいに）)

この愛(互いに)

(わたしをみちびくひかりのように（そのてをのばしてもとめあってた）)

私を導く光のように(その手を伸ばして求め合ってた)

(このあい（みためは）)

この愛(見た目は)

(このあい（ちがっても）)

この愛(違っても)

(ちっぽけなそんざいきづいてくれたいま（おもいやるきもちはかわらないいま）)

ちっぽけな存在　気づいてくれた　今(思いやる気持ちは変わらない　今)

(しあわせに)

幸せに

(うまれたそのいみがわかったよ)

生まれたその意味がわかったよ

(「やっぱり、わたしはあなたとは・・・」)

「やっぱり、私はあなたとは…」

(「いっしょにあるいてくれないか？」)

「一緒に歩いてくれないか？」

(「でも、ほはばがちがうわ」)

「でも、歩幅が違うわ」

(「ぼくがさきにすすんでしまったら、まってるよ」)

「僕が先に進んでしまったら、待ってるよ」

(「あなたとであって、わたしはかわった。)

「あなたと出会って、私は変わった。

(にんげんもむしもみんな)

人間も虫もみんな

(このだいちでいきてる」)

この大地で生きてる」

(よるがあければどんなくらやみもきえる)

夜が明ければ　どんな暗闇も消える

(だれもびょうどうにひはてらすそれがきぼう)

誰も平等に陽は照らすそれが　希望

(いきてる)

生きてる

(いきてる)

生きてる

(おんなじせかいにうまれたきせき)

同(おんな)じ世界に生まれた奇跡

(いきてる)

生きてる

(いきてる)

生きてる

(いくつもかなしみのりこえながらいま)

いくつも悲しみ　乗り越えながら　今

(めぐりあえたことは)

めぐり逢えたことは

(うんめいだ)

運命だ

(みらいはどこまでもつづいてる)

未来はどこまでも続いてる

(「おうじさま・・・)

「王子様…

(ふんでる、ふんでる」)

踏んでる、踏んでる」