永遠の白線

(はくせんどこまでひくのか？)

白線 どこまで引くのか？

(こうていをまっすぐにすすんで)

校庭をまっすぐに進んで

(このままとぎれずにつづいてゆくみらい)

このまま途切れずに 続いてゆく未来

(きょうしつのかたすみでがらすまどをあけてみたって)

教室の片隅で ガラス窓を開けてみたって

(ほんとうのかぜははいらない)

本当の風は入らない

(きょうかしょをめくるほどつよいかぜがふくわけでもなく)

教科書をめくるほど 強い風が吹くわけでもなく

(むりょくなぼくはためいきしかでない)

無力な僕は ため息しか出ない

(じゅぎょうがおわったらせいふくをぬぎすてるように)

授業が終わったら 制服を脱ぎ捨てるように

(さあそとにでてあたらしいせかいをさがそう！)

さあ外に出て 新しい世界を探そう！

(はくせんどこまでひくのか？)

白線 どこまで引くのか？

(えいえんはこのさきにあるのか)

永遠はこの先にあるのか？

(そらのしたでなんどもといかけてみる)

空の下で何度も問いかけてみる

(どこでおわりになるのか)

どこで終わりになるのか？

(きぼうのはてみちさえきえても)

希望の果て 道さえ消えても

(じぶんのほうからたちどまれないだろう)

自分の方から立ち止まれないだろう

(やきゅうぶのほけつたちこえをからしみがまえるけど)

野球部の補欠たち 声を枯らし身構えるけど

(ぼーるにむしされている)

ボールに無視されている

(あせをかいたそのぶんねがいひとつかなえばいいけど)

汗をかいたその分 願い一つ叶えばいいけど

(とりのこされておわるだけなんだ)

取り残されて終わるだけなんだ

(そうひとはだれもみなじぶんからあきらめてしまう)

そう人は誰も皆 自分から諦めてしまう

(よくがんばったといいわけができればいいのか)

よく頑張ったと言い訳ができればいいのか

(はくせんそんなにひけない)

白線 そんなに引けない

(げんかいよりももっとてまえで)

限界よりももっと手前で

(のばしたてをやっぱりおろそうとする)

伸ばした手をやっぱり下ろそうとする

(ここでおわりでいいのか？)

ここで終わりでいいのか？

(ゆめとせっかいはまだのこってるはず)

夢と石灰はまだ残ってるはず

(だれもいってないえいえんはこのさきだ)

誰も行ってない永遠はこの先だ

(はくせんどこまでひくのか？)

白線 どこまで引くのか？

(えいえんはこのさきにあるのか？)

永遠はこの先にあるのか？

(そらのしたでなんどもといかけてみる)

空の下で何度も問いかけてみる

(どこでおわりになるのか)

どこで終わりになるのか？

(きぼうのはてみちさえきえても)

希望の果て 道さえ消えても

(じぶんのほうからたちどまれないだろう)

自分の方から立ち止まれないだろう

(ぼくらのまえにえいえんのはくせんがある)

僕らの前に 永遠の白線がある