君が扇いでくれた

(なつになるといつもおもうあまずっぱいあのころ)

夏になるといつも想う　甘酸っぱいあの頃

(どこからかふいてくるんだなつかしいそよかぜ)

どこからか吹いて来るんだ　懐かしいそよ風

(だれもだれもしらないしらない)

誰も（誰も）　知らない（知らない）

(えぴそーど)

エピソード

(ときはときはすぎてすぎて)

時間は（時間は）　過ぎて（過ぎて）

(いろあせたしゃしんいまもきゅんとするよ)

色褪せた写真　今もキュンとするよ

(ふいにきみがあおいでくれたね)

ふいに君が扇いでくれたね

(くりあふぁいるやしたじきで)

クリアファイルや下敷きで

(じゅぎょうちゅうにさりげなくそっと)

授業中にさりげなくそっと…

(ちいさなこくはくにどきどきした)

小さな告白に　ドキドキした

(ふたりのひみつ)

二人の秘密

(いまのぼくはおとなだからあやふやなそのきおく)

今の僕は大人だから　あやふやなその記憶

(てれくさいあまいできごとはんそでのせいふく)

照れ臭い甘い出来事　半袖の制服

(なぜかなぜかそんなそんな)

なぜか（なぜか）　そんな（そんな）

(ばめんだけ)

場面だけ

(ぼくがぼくがずっとずっと)

僕が（僕が）　ずっと（ずっと）

(おぼえてるなんてすこしいがいだった)

覚えてるなんて　少し意外だった

(きみのかぜにきづかなかったよ)

君の風に気づかなかったよ

(ときおりぼくにふいてきた)

時折　僕に吹いて来た

(ならんでいたとなりからとどく)

並んでいた隣から届く

(やさしさのそのいみに)

やさしさのその意味に…

(おそすぎたんだいせいのいしき)

遅すぎたんだ　異性の意識

(まぶたそっととじるそのたびに)

瞼　そっと閉じるその度に

(みぎのほうからかぜがくる)

右の方から風が来る

(そんなさっかくかんじるくらいに)

そんな錯覚感じるくらいに

(あのひがこいしくて)

あの日が恋しくて…

(ふいにきみがあおいでくれたね)

ふいに君が扇いでくれたね

(くりあふぁいるやしたじきで)

クリアファイルや下敷きで

(じゅぎょうちゅうにさりげなくそっと)

授業中にさりげなくそっと…

(ちいさなこくはくにどきどきした)

小さな告白に　ドキドキした

(ふたりのひみつ)

二人の秘密