Linaria

(ひざしがわたしとあなたをつつむ)

日差しが私とあなたを包む

(みまもっている)

見守っている

(ふわふわただようぬくもりにあまえて)

ふわふわ漂う温もりに甘えて

(ふれてみたい)

触れてみたい

(きこえるきせつのしらせ)

聞こえる季節の報せ

(きづいてたわかってた)

気づいてたわかってた

(このままじゃきっと・・・)

このままじゃきっと・・・

(となりでしとやかにさくことが)

隣で淑やかに咲くことが

(そんなにそんなにわがままですか？)

そんなにそんなにわがままですか？

(とどかぬうたならばそらにときはなとう)

届かぬ歌ならば空に解き放とう

(うつろいでいくときのなかで)

移ろいで行く時の中で

(かがやきをみつけるの)

輝きを見つけるの

(ようせいはやさしくほほえむ)

妖精は優しく微笑む

(ひらひらひらひらまいちる)

ひらひらひらひら舞い散る

(それがわたしのいきたあかし)

それが私の生きた証

(ひざしがわたしとあなたをてらす)

日差しが私とあなたを照らす

(さびしくないように)

寂しくないように

(このままじかんがとまったまま)

このまま時間が止まったまま

(どこかへとんでいきたい)

どこかへ飛んでいきたい

(はかなくきざまれるとき)

儚く刻まれる時

(きづいてるよわかってるよ)

気付いてるよわかってるよ

(あとわずかなこと・・・)

あと僅かなこと・・・

(あらがううんめいとのはざまを)

抗う運命との狭間を

(おもえばおもうほどとけていくの)

思えば思うほど溶けていくの

(とどかぬうたならばかぜをつれていこう)

届かぬ歌ならば風を連れて行こう

(うつろいでいくときのなかで)

移ろいで行く時の中で

(かがやきをみかけたの)

輝きを見かけたの

(ようせいはしずかにほほえむ)

妖精は静かに微笑む

(ひらひらひらひらまいちる)

ひらひらひらひら舞い散る

(それがわたしのいきるさだめ)

それが私の生きる定め

(ちがうかたちでであったならば)

違う形で出逢ったならば

(よりそいながらこのうたを)

寄り添いながらこの歌を

(きいてくれますか？)

聞いてくれますか?

(あなたのそんざいは)

あなたの存在は

(まるでおひさまでした)

まるでお日様でした

(ものがたりのまくがおりる)

物語の幕が下りる

(かくごはしておりました)

覚悟はしておりました

(ようせいはりりしくほほえむ)

妖精は凛々しく微笑む

(ひらひらひらひらまいあがれ)

ひらひらひらひら舞い上がれ

(それがわたしのはれぶたい)

それが私の晴れ舞台

(とどかぬうただけどおもいをつたえよう)

届かぬ歌だけど思いを伝えよう

(うつろいでいくときのなかで)

移ろいで行く時の中で

(かがやきをみつけたの)

輝きを見つけたの

(ようせいはまぶしくほほえむ)

妖精は眩しく微笑む

(ひらひらひらひらまいちる)

ひらひらひらひら舞い散る

(それがわたしのいきたあかし)

それが私の生きた証