君が生きてなくてよかった

(きみはへんなこえできみょうなみためで)

君は変な声で　奇妙な見た目で

(ときにきもちわるいといわれてきた)

時に気持ち悪いと言われてきた

(でもしんぞうがうごいてないから)

でも　心臓が動いてないから

(きずつくことはなかった)

傷つくことはなかった

(だいいちいんしょうはまいなすへんかしてったばいあす)

第一印象はマイナス　変化してったバイアス

(ながれながれてつきひはたち)

流れ流れて　月日は経ち

(まだこんなうたをつくっていた)

まだ　こんな歌を作っていた

(こんにちははじめまして)

こんにちは　はじめまして

(さようならまたあした)

さようなら　またあした

(かわらぬあいもはかないこいも)

変わらぬ愛も　儚い恋も

(きみからすればただのきごうで)

君からすれば　ただの記号で

(せいぎもあくもかえらぬひびも)

正義も悪も　帰らぬ日々も

(きみのまえではどうでもよくて)

君の前では　どうでもよくて

(ずっとずっときみがいきてなくてよかった)

ずっと　ずっと　君が生きてなくてよかった

(ずっとずっときみがいきてなくてよかった)

ずっと　ずっと　君が生きてなくてよかった

(きょうも)

今日も

(きみはへんなこえできみょうなみためで)

君は変な声で　奇妙な見た目で

(ときにすばらしいともてはやされた)

時に　素晴らしいと持て囃された

(でもかんじょうがわからないから)

でも　感情がわからないから

(よろこびかたもてのぬくもりもしらなかった)

喜び方も　手のぬくもりも知らなかった

(しらなかったしらなかった)

知らなかった　知らなかった

(しらなかったはずなのに)

知らなかったはずなのに

(めぐりめぐってたどりついた)

巡り巡って　たどり着いた

(そうぞうもしていなかったみらい)

想像もしていなかった未来

(ひさしぶりごめんなさい)

ひさしぶり　ごめんなさい

(おめでとうおげんきで)

おめでとう　おげんきで

(たのしいよるもむなしいあさも)

楽しい夜も　虚しい朝も

(きみからすればただのきろくで)

君からすれば　ただの記録で

(やぶれたゆめもこころのきずも)

破れた夢も　心の傷も

(けしきのようにただすりぬけて)

景色のように　ただ　すり抜けて

(ずっとずっときみがいきてなくてよかった)

ずっと　ずっと　君が生きてなくてよかった

(ずっとずっときみがいきてなくてよかった)

ずっと　ずっと　君が生きてなくてよかった

(きょうも)

今日も

(かわらぬあいもはかないこいも)

変わらぬ愛も　儚い恋も

(きみからすればただのきごうで)

君からすれば　ただの記号で

(せいぎもあくもかえらぬひびも)

正義も悪も　帰らぬ日々も

(きみのまえではどうでもよくて)

君の前では　どうでもよくて

(ここにいることいなくなること)

ここにいること　いなくなること

(きみからすればふしぎじゃなくて)

君からすれば　不思議じゃなくて

(このよのはてもいのちのなぞも)

この世の果ても　命の謎も

(きみのまえではどうでもよくて)

君の前では どうでもよくて

(ずっとずっときみがいきてなくてよかった)

ずっと　ずっと　君が生きてなくてよかった

(ずっとずっときみがいきてなくてよかった)

ずっと　ずっと　君が生きてなくてよかった

(くだらないりそうじゃない)

くだらない　理想じゃない

(ひにちじょうのごみためで)

非日常のゴミ溜めで

(ぼんやりきみはうたってて)

ぼんやり　君は歌ってて

(みらいがたのしいかわからないけれど)

未来が楽しいか　わからないけれど

(もうすこしここにいさせて)

もう少し ここにいさせて