【意味怖】保険金 *概要欄に解説
意味が分かると怖い話です!(記号入力無し)
*解説*
語り手の娘が死んで、多額の保険金が降りたと言っている。
このことから、旦那がかなり高額の保険に入れていたことが分かる。
その保険金は語り手の元に降りてきたが、
語り手が死んだ後は、息子である娘の旦那が相続することになる。
語り手の娘が死んだ時、保険金の受取人が旦那になっていたため
旦那は怪しまれずに済んだ。
娘の旦那は、保険金のために巧妙な殺害計画を実行した
可能性が高い。
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問題文
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(むすめふうふはとてもなかがよい)
娘夫婦はとても仲が良い。
(むすめのだんなはとてもできたにんげんでつまにさきだたれたわたしのこともたいせつにしてくれる)
娘の旦那はとてもできた人間で、妻に先立たれた私のことも大切にしてくれる。
(なにかあればいえにまねいてくれる)
何かあれば、家に招いてくれる。
(わたしにとってかぞくといえるにんげんはもうむすめとむすめのだんなしかいない)
私にとって、家族といえる人間はもう、娘と娘の旦那しかいない。
(ほんとうにむすめはこのだんなとけっこんしてくれてよかった)
本当に、娘はこの旦那と結婚してくれてよかった。
(きょうもむすめのいえにおよばれした)
今日も、娘の家にお呼ばれした。
(なんでもだんながぶちょうにしょうしんしたからおいわいをするそうでわたしをよんでくれた)
何でも、旦那が部長に昇進したからお祝いをするそうで、私を呼んでくれた。
(むすめのりょうりにしたつづみをうちたのしげなふんいきにわたしはおさけがすすんでしまった)
娘の料理に舌鼓をうち、楽し気な雰囲気に、私はお酒が進んでしまった。
(よってかえるのもあぶないといわれそのひはむすめのいえにとまることになったのだ)
酔って帰るのも危ないといわれ、その日は娘の家に泊まることになったのだ。
(きゅうなとまりになってもだんなはいやなかおひとつしない)
急な泊まりになっても、旦那は嫌な顔一つしない。
(ほんとうにできたにんげんだ)
本当にできた人間だ。
(しょくことがおわるとえいがをみようというはなしになった)
食事が終わると、映画を見ようという話になった。
(dvdでひさしぶりにえいがをみる)
DVDで久しぶりに映画を見る。
(ないようはいさんそうぞくがきっかけでしんせきじゅうがころしあいをするというないようだった)
内容は、遺産相続がきっかけで親戚中が殺し合いをするという内容だった。
(わたしはそのえいがのないようをみてついわらってしまった)
私はその映画の内容を見て、つい笑ってしまった。
(うちはこうはならんだろうなぁわたしにはこれといったざいさんもないし)
「うちはこうはならんだろうなぁ、私にはこれと言った財産もないし、
(かねなんかでころしあいにはならんだろう)
金なんかで殺し合いにはならんだろう。」
(そういうわたしのことばにむすめもむすめのだんなもわらいながらうなずいた)
そういう私の言葉に、娘も娘の旦那も笑いながら頷いた。
(だがそんなときむすめのだんながこうきりだした)
だが、そんな時、娘の旦那がこう切り出した。
(ざいさんがないということはぎゃくになにかあったときはたいへんですよね)
「財産がないということは、逆に何かあった時は大変ですよね。」
など
(そうねぇうちもたくわえがおおいってわけじゃないし)
「そうねぇ、うちも貯えが多いってわけじゃないし……」
(むすめもそのことばにうなずく)
娘もその言葉に頷く。
(そういわれてしまうとわたしがなにのざいさんものこしていないことがきまずくなる)
そう言われてしまうと、私が何の財産も残していないことが気まずくなる。
(もしおれたちになにかあったらだれがおとうさんをみることになるんだ)
「もし、俺たちに何かあったら、誰がお義父さんを見ることになるんだ?」
(えたしかにそうねうちにはしんせきもいないし)
「え?確かにそうね、うちには親戚もいないし。」
(いやそんなことをきにするんじゃない)
「いや、そんなことを気にするんじゃない。
(だいたいわたしよりさきにおまえたちになにかあることなんてないさ)
大体、私より先にお前たちに何かあることなんてないさ。」
(でもまんがいちってことが)
「でも、万が一ってことが……」
(きゅうにそのばがくらくなってしまう)
急にその場が暗くなってしまう。
(そんなときふとむすめのだんながこういいだした)
そんな時、ふと娘の旦那がこう言い出した。
(せいめいほけんにはいっておこうおれとかなはうけとりにんをおとうさんに)
「生命保険に入っておこう。俺と加奈は、受取人をお義父さんに。
(おとうさんはうけとりにんをかなにっていうのはどうかな)
お義父さんは受取人を加奈に、っていうのはどうかな?」
(そのことばにむすめもどういする)
その言葉に娘も同意する。
(そうだな)
そうだな。
(わたしのとしからせいめいほけんをかけたところでたいしたきんがくにはならないだろう)
私の年から生命保険をかけたところで、大した金額にはならないだろう。
(だがわたしがしんだときにすこしでもむすめふうふにおかねがはいるというならそれがいい)
だが、私が死んだ時に少しでも娘夫婦にお金が入るというなら、それがいい。
(わたしもどういしわたしたちはそれぞれせいめいほけんにかにゅうした)
私も同意し、私たちはそれぞれ生命保険に加入した。
(それからかずかげつがたったあるひ)
それから数か月が経ったある日。
(なんとむすめがしんだというれんらくがはいった)
なんと娘が死んだという連絡が入った。
(なんとじこしらしい)
なんと事故死らしい。
(でぱーとのかいだんからおちてうちどころがわるかったということだ)
デパートの階段から落ちて、打ち所が悪かったということだ。
(わたしはかなしんだ)
私は悲しんだ。
(たいせつなむすめがしにいきるきりょくさえなくなってきた)
大切な娘が死に、生きる気力さえなくなってきた。
(たがくのむすめのせいめいほけんのおかねがおりてきたがそんなものどうでもよかった)
多額の娘の生命保険のお金が降りてきたが、そんなものどうでもよかった。
(こんなかねなんてかえすからむすめをかえしてほしい)
こんな金なんて返すから、娘を返して欲しい。
(さいきんはすっかりたいりょくがおちしょくじもろくにとらなくなった)
最近はすっかり体力が落ち、食事もろくにとらなくなった。
(はやくむすめとつまのところにいきたい)
早く娘と妻のところに行きたい。
(まいにちそうかんがえるようになった)
毎日、そう考えるようになった。