ライン

(ぜったいにこのままじゃおわれないの)

絶対にこのままじゃ終われないの

(さいごよ)

最後よ

(じかんをおしえるちゃいむがなる)

時間を教えるチャイムが鳴る

(つくえにうつぶせたえんぴつのにおいがする)

机にうつ伏せた鉛筆の匂いがする

(きみとさよならしたくない)

キミとサヨナラしたくない

(ふとかおをあげた)

ふと顔をあげた

(みなれたきょうしつのまどをあけて)

見慣れた教室の窓を開けて

(むねいっぱいふかくいきをすって)

胸いっぱい深く息を吸って

(ひとりでみあげた)

一人で見上げた

(ひこうきぐもがそらをなぞる)

飛行機雲が空をなぞる

(いつかいまみてるふうけいも)

いつか今見てる風景も

(こんなふうにきえていくのかな)

こんな風に消えていくのかな

(かならずおもいだせるように)

必ず思い出せるように

(いまここでさけんだ)

今ここで叫んだ

(なりやむおとがらりとして)

鳴り止む音がらりとして

(きゅうにせつなくなった)

急に切なくなった

(もうにどといまはもどらない)

もう二度と今は戻らない

(くちをついたことば)

口をついた言葉

(きがついたらはしっていた)

気が付いたら走っていた

(つたえなくちゃ)

伝えなくちゃ

(ふくらんでかそくしていくきもち)

膨らんで加速していく気持ち

(ながいろうかをぬけて)

長い廊下を抜けて

(きみをさがすかんがえてるひまなんてない)

キミを探す考えてる暇なんてない

(わらいあってときにけんかもした)

笑いあって時に喧嘩もした

(こうしゃのおくじょう)

校舎の屋上

(ぬけるようなあおちかいくも)

抜けるような青近い雲

(こころのなかではいえたことば)

心の中では言えた言葉

(きょうみたいなひがくることを)

今日みたいな日が来ることを

(わたしはどこかでわかっていた)

わたしはどこかでわかっていた

(いまきみにつげるの)

今キミに告げるの

(きみのとなりはとくとうせきで)

キミの隣は特等席で

(いつもあるものとおもってた)

いつもあるものと思ってた

(みわたしてもみつからない)

見渡しても見つからない

(こんなのいやだよ)

こんなの嫌だよ

(なみだがあふれた)

涙があふれた

(もういちどあいたい)

もう一度会いたい

(はじめてはなしたひのことを)

初めて話した日の事を

(いっしょにかえったひのことを)

一緒に帰った日の事を

(りゆうもなくなきじゃくってた)

理由もなく泣きじゃくってた

(あのひかたをだいててくれた)

あの日肩を抱いててくれた

(そうこんなふうにふりむいたきみのかお)

そうこんな風に振り向いたキミの顔

(すきです)

好きです