行くあてのない僕たち

(よあけまえさーびすえりあ)

夜明け前　サービスエリア

(とまるちょうきょりばす)

止まる長距離バス

(しーとをたおしてねむるきみはどんなゆめをみてる？)

シートを倒して眠る　君はどんな夢を見てる？

(あどけないそのねがおにむねがしめつけられ)

あどけないその寝顔に　胸が締め付けられ

(すこしだけそとのくうきにあたまひやしてこよう)

少しだけ外の空気に　頭冷やして来よう

(うまれたまちをすてきみのてひきながら)

生まれた街を捨て　君の手　引きながら

(ぐうぜんのりこんだこのやこうびん)

偶然　乗り込んだこの夜行便

(ゆくあてのないぼくらのたびは)

行くあてのない　僕らの旅は

(どんなけつまつがまつのだろう？)

どんな結末が待つのだろう？

(りそうだけではいきてゆけない)

理想だけでは生きて行けない

(あいはむりょくなものだね)

愛は無力なものだね

(しあわせなんておいもとめても)

しあわせなんて　追い求めても

(なにもみえずむなしくなるよ)

何も見えず虚しくなるよ

(ひともまだらなちゅうしゃじょうには)

人もまだらな駐車場には

(えんじんをかけたままのさびしさがひびいている)

エンジンをかけたままの　寂しさが響いている

(とらっくがぎあをいれておもいこしをあげる)

トラックがギアを入れて　重い腰をあげる

(こんてななにもかたらずどこへなにをはこぶのだろう)

コンテナ　何も語らず　どこへ何を運ぶのだろう

(がっこうがもうはじまるゆめはつづいている)

学校がもう始まる　夢は続いている

(しらぬまにきみがとなりでこーひーふとさしだす)

知らぬ間に君が隣で　コーヒー　ふと差し出す

(いまならもどれるよちこくですむけれど)

今なら戻れるよ　遅刻で済むけれど

(このままのりこめばむだんけっせき)

このまま乗り込めば無断欠席

(しょうどうだけでうごいたあいは)

衝動だけで　動いた愛は

(だれをきずつけてしまうのだろう？)

誰を傷つけてしまうのだろう？

(かこもみらいもきみがいるなら)

過去も未来も君がいるなら

(なにもこわくなかった)

なにも怖くなかった

(けつだんしたことこうかいしない)

決断したこと　後悔しない

(みつめあってただだきしめた)

見つめ合って　ただ抱きしめた

(なぜかなみだがあふれてくる)

なぜか涙が　溢れて来る

(ぼくらはしあわせなのか？)

僕らはしあわせなのか？

(あしたはしあわせなのか？)

明日はしあわせなのか？

(ゆくあてのないぼくらのたびは)

行くあてのない　僕らの旅は

(どんなけつまつがまつのだろう？)

どんな結末が待つのだろう？

(りそうだけではいきてゆけない)

理想だけでは生きて行けない

(あいはむりょくなものだね)

愛は無力なものだね

(しあわせなんておいもとめても)

しあわせなんて　追い求めても

(なにもみえずむなしくなるよ)

何も見えず虚しくなるよ

(ひともまばらなちゅうしゃじょうには)

人もまばらな駐車場には

(えんじんをかけたままのさびしさがひびいている)

エンジンをかけたままの　寂しさが響いている