天地の文
福沢諭吉の「天地の文」のタイピングです
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問題文
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(てんちじつげつ)
天地日月。
(とうざいなんぼく)
東西南北。
(きたをせにみなみにむかいてみぎとひだりにゆびさせば)
北を背に南に向かひて右と左に指差せば、
(ひだりはひがしみぎはにし)
ひだりは東、みぎはにし。
(にちりんあさはひがしよりしだいにのぼり)
日輪、朝は東より次第にのぼり、
(くれはまたにしにぼっしてよるくらし)
暮れはまたにしに没して、夜くらし。
(いちちゅういちやかわりなくかいをわけしごぜんごご)
一昼一夜変はりなく、界を分けし午前午後、
(ぜんごあわせはせてにじゅうよじときをあつめてひをかぞえ)
前後合はせて二十四時、時を集めて日を数え、
(にっすうつもりてさんじゅうのかずにみつればいちかげつ)
日数つもりて三十の数に満つれば一ヶ月、
(だいとしょうとにかかわらずあらましわけしよんしゅうひ)
大と小とにかかわらず、あらまし分けし四週日、
(いっしゅうじつのみょうもくはにちげつかすいもくきんど)
一週日の名目は日月火水木金土、
(ひとなぬかにいっしんしいちねんごじゅうにしゅうじつ)
一七日に一新し、一年五十二週日、
(だいいちげつのいちにちはとしたちまわるときなれど)
第一月の一日は年たち回るときなれど、
(はるのはじめはなおおそくはじめてきたるだいさんげつ)
春の初めは尚遅く初めて来る第三月、
(しゅんかしゅうとうみつきずつあわせてさんびゃくろくじゅうにち)
春夏秋冬三月づつ合はせて三百六十日
(いちねんいちねんまたいちねんひゃくねんさんまんろくせんにち)
一年一年又一年、百年三万六千日、
(じんせいわずかごじゅうねん)
人生わづか五十年、
(おさなきときにおこたらばおいてくゆるもかいなかるべし)
稚き時に怠らば老いて悔ゆるも甲斐なかるべし。