跳べ　mr.children

(だいたいきみのしってのとおりだ)

大体　君の知っての通りだ

(がんばっちゃいるんだけれど)

頑張っちゃいるんだけれど

(じっさいはこんなすけーるの)

実際はこんなスケールの

(ちいさなぼんくら)

小さなボンクラ

(ちゅうにくちゅうぜいがきのころから)

中肉中背　ガキの頃から

(これといったとくぎはなく)

これといった特技はなく

(ほめられもしかられも)

褒められも　叱られも

(しないできたんです)

しないで来たんです

(かわんなくちゃきょうでおわりにしなくちゃなぁ)

変わんなくちゃ　今日で終わりにしなくちゃなぁ

(まいかいちかいたてるけどいっこうにひょうてきへとすすんでるきがしない)

毎回誓い立てるけど　一向に標的へと進んでる気がしない

(ようつうとへんずつうかかえてるかていかんきょうもよくはない)

腰痛と偏頭痛　抱えてる　家庭環境も良くは無い

(そんなねたをたてにしてにげてばかりで)

そんなネタを楯にして逃げてばかりで

(このあいだへんてこなゆめをみた)

この間　ヘンテコな夢を見た

(おばあちゃんがでてきて)

おばあちゃんが出てきて

(よわったぼくをおんぶしてくれて)

弱った僕をおんぶしてくれて

(わるいやつらをやっつけた)

悪い奴らをやっつけた

(そのよくあさぶつだんにてをあわせておれいをいって)

その翌朝　仏壇に手を　合わせて　お礼を言って

(そこでせかいがくりあにみえた)

そこで世界がクリアに見えた

(どういったりゆうかはわからない)

どういった理由かは分からない

(じっさいそうだったんだからそれでいい)

実際　そうだったんだからそれでいい

(とべ！むかいかぜにのって)

跳べ!　向かい風に乗って

(「どうせできやしない」とうえつけたじこあんじをひっこぬいて)

「どうせ出来やしない」と植え付けた自己暗示を引っこ抜いて

(じゅばくをとけ！かーぺっとのうえそふぁーのうえ)

呪縛を解け!　カーペットの上　ソファーの上

(おもいたったしゅんかんそこはかっそうろとべとべ)

思い立った瞬間　そこは滑走路　跳べ　跳べ

(とおりをわがものがおしてばかさわぎしてるわこうどに)

通りを我が物顔して　馬鹿騒ぎしてる若人に

(じっさいはちょっとじぇらしーかんじていたりします)

実際はちょっとジェラシー　感じていたりします

(あんていをえるためにきりすてた)

安定を得るために斬り捨てた

(しょうどうがばけてでてきてまくらもとでいうんだ)

衝動が化けて出てきて枕元で言うんだ

(「とびたいとびたい」と)

「跳びたい　跳びたい」と

(ぷりんたいのそんざいをしればえらぶびーるをかえる)

プリン体の存在を知れば　選ぶビールを変える

(にほんじゅうがみんなみのもんたいきぬくひけつをてにしたい)

日本中がみんな　みのもんた　生き抜く秘訣を手にしたい

(だけどきのうよがあけるまであびるほどのんで)

だけど昨日　夜が明けるまで　浴びるほど呑んで

(なぜかそれいらいちょうしいいんだどういったりゆうかはわからない)

なぜかそれ以来調子いいんだ　どういった理由かは分からない

(じっさいそうだったんだからそれでいい)

実際　そうだったんだからそれでいい

(とべ！いめーじのはねばたつかせて)

跳べ!　イメージの羽　ばたつかせて

(しっぱいをぜんていにしたいいのがれをひっこぬいて)

失敗を前提にした言い逃れを引っこ抜いて

(じゅばくをとけ！すべりだいのうえ)

呪縛を解け!　滑り台の上

(べんちのうえおもいたったしゅんかん)

ベンチの上　思い立った瞬間

(そこはしゅっぱつてんとべとべ)

そこは出発点　跳べ　跳べ

(じぶんをしばってるいのちづなそいつをはなしてみるんだ)

自分を縛ってる命綱　そいつを離してみるんだ

(そしてじゆうをつかみとるんだとるんだ)

そして　自由を掴み取るんだ　取るんだ

(わんつーのすりーｇｏ！ではしりだすんだ)

ワンツーのスリー　GO!で走り出すんだ

(めざすべきばしょはなくともいつかたどりつくんだとぶんだ)

目指すべき場所はなくとも　いつか　辿り着くんだ　跳ぶんだ

(そうだここがしゅっぱつてんそうだここがかっそうろ)

そうだ　ここが出発点　そうだここが滑走路

(はねをひらきじゅばくをとき)

羽を開き　呪縛を解き

(そうだここがしゅっぱつてんそうだここがかっそうろ)

そうだ　ここが出発点　そうだ　ここが滑走路

(めざすべきばしょはなくともりりくせよ！)

目指すべき場所はなくとも　離陸せよ!