クロノグラフ／SKY-HI

(ちかづいてかさなってふれてはなれて)

近づいて　重なって　触れて離れて

(ちかづいてかさなってゆれてはきえて)

近づいて　重なって　揺れては消えて

(あたたかいかぜがふくいつものみちとはきなれたくつ)

暖かい風が吹く　いつもの道と履きなれた靴

(かわらないきょうがおわればきみがいないあしたがくる)

変わらない今日が終われば君がいない明日がくる

(なんじゅっかいめをとじたってじっとしててくれないなみだ)

何十回目を閉じたって　じっとしててくれない涙

(ちってはそらをまうはなびらにしせんをうつしてごまかした)

散っては空を舞う花びらに視線を移して誤魔化した

(どんなことばをさがしてもみつからない)

どんな言葉を探しても見つからない

(せめてさいごくらいはとむりにつくるえがおはいびつなかたち)

せめて最後くらいはと無理に作る笑顔は歪な形

(いいなれたはずのありがとうがいえずにいた)

言い慣れたはずのありがとうが　言えずにいた

(くちからでたならかこになるから)

口から出たなら　過去になるから

(いつかこんなひがくるなんてわかってた)

いつか　こんな日が来るなんてわかってた

(だけどそれはだからそれがいたくていたくて)

だけどそれは　だからそれが　痛くて痛くて

(いつかじゃなくいまきみがみてるからひとつでもおおくわらってみせた)

いつか　じゃなく今　君が見てるから　一つでも多く笑って見せた

(おもえばろくでもないことのほうがどうもきみといるとおおかった)

思えばろくでもない事の方がどうも君といると多かった

(あんまりきようじゃないのはおたがいさまだからなおさらこまったもんだった)

あんまり器用じゃないのはお互い様だから尚更困ったもんだった

(なにかとみちにまようしわすれものもしてきたひととおり)

何かと道に迷うし　忘れ物もしてきた一通り

(どうにもこうにもいかないときにはまかせてたなあいきょうに)

どうにもこうにもいかない時には任せてたな愛嬌に

(ひとりでやれるかしんぱいだよおまえもなってむきになんなよ)

一人でやれるか心配だよ「お前もな」ってムキになんなよ

(くだらないことばかりをはなしてもうひがくれるゆうさがり)

下らない事ばかりを話して　もう日が暮れる夕下がり

(いいたくはないよさよならはだってきっとくちからでたならもどれないから)

言いたくはないよサヨナラは　だってきっと　口から出たなら戻れないから

(いつかおもいではとおざかるのならせめていまはだからいまはちかくでみたくて)

いつか　思い出は遠ざかるのなら　せめて今は　だから今は　近くで見たくて

(いつかまたいつかわらえるひがくるからさ)

いつか　またいつか笑える日が来るからさ

(そういってぼくもきみもないた)

そう言って僕も君も泣いた

(ながれてくじかんにさからうようにずっとずっときみと)

流れてく時間に逆らう様に　ずっとずっと君と

(かさなってはなれてないてわらってきっときっとぼくらあしたへいくんだ)

重なって離れて泣いて笑って　きっときっと僕ら　明日へ行くんだ

(いつかこんなひがくるなんてわかってた)

いつか　こんな日が来るなんてわかってた

(だけどそれはだからそれがいたくていたくて)

だけどそれは　だからそれが　痛くて痛くて

(いつかじゃなくいまきみがみてるからひとつでもおおくわらってみせた)

いつか　じゃなく今　君が見てるから　一つでも多く笑って見せた

(いつかもういちどまたあうひがきたら)

いつか　もう一度また会う日が来たら

(いつもそこにかわらないぼくでいるから)

いつもそこに　変わらない僕でいるから

(いつかもういちどまたあうそのひまで)

いつか　もう一度また会うその日まで

(さよならありがとうきみへおくろう)

「サヨナラ」「ありがとう」君へ送ろう