ドラキュラ

(びゃくやにうかびあがるしょうぞうが)

白夜に浮かび上がる肖像画

(がんこうがえらんだこよいのいけにえがささげられる)

眼光が選んだ　今宵の生け贄が捧げられる

(にげまどううしろすがたはきれいないしょうでみをつつみ)

逃げ惑う後ろ姿は綺麗な衣装で身を包み

(そそるかおりをふりまくｆｕ－ｗｈｏ－ｕｍ)

そそる薫りを振り撒く　Fu-Who-Um

(ひかるくびすじにはいごから)

光る首筋に背後から

(くちづけるようにきばをむけた)

口付けるように牙を向けた

(ふりかえったきみがかざしたむせきにんなめしあ)

振り返った君が翳した　無責任な‐救世主‐

(よごれたただのぎんのくびかざり)

汚れた　ただの銀の首飾り

(なんのこうかもないひとことつげておこうｆｕ－ｗｈｏ－ｕｍ)

何の効果もない　一言告げておこう　FU-Who-Um

(はりつけにされたにんぎょうはすくいのてなどさしのべない)

磔にされた人形は　救いの手など差しのべない

(ひざまずきいのりねがってもなみださえみせない)

跪き　祈り　願っても　涙さえ見せない

(ふりあげたじゅうじかをこのむねにつきさすなら)

振り上げた十字架を　この胸に突き刺すなら

(いきちにうえたぼくのめがさめるまえに)

生き血に飢えた僕の　目が覚める前に

(ふるびてさびたぎんのくびかざり)

古びて　錆びた銀の首飾り

(なんのこうかもないひとことつげておこうｆｕ－ｗｈｏ－ｕｍ)

何の効果もない　一言告げておこう　FU-Who-Um

(まつりあげられたにんぎょうはすくいのてなどさしのべない)

祭り上げられた人形は　救いの手など差しのべない

(ひざまずきいのりねがってもなみださえみせない)

跪き　祈り　願っても　涙さえ見せない

(ふりあげたじゅうじかをこのむねにつきさすなら)

振り上げた十字架を　この胸に突き刺すなら

(くやみはじめたぼくのめがさめるまえに)

悔み始めた僕の　目が覚める前に

(さんげきにあけくれたりょうきにすがるこどくを)

惨劇に明け暮れた　猟奇に縋る孤独を

(あのひとににたきみにまくをおろしてほしい)

あの人に似た君に　幕を降ろして欲しい