女は一人じゃ眠れない

(さーちらいとてらされたこうじのてっこつ)

サーチライト照らされた　工事の鉄骨

(とかいのみらいになにをゆめみてた)

都会の未来に　何を夢見てた？

(おくじょうのくれーんはおもたいあいをつって)

屋上のクレーンは　重たい愛を吊って

(どこへとはこぼうとするのか)

どこへと　運ぼうとするのか？

(ここでみあげてもくらやみだらけだ)

ここで見上げても　暗闇だらけだ

(そのさきだけがてんめつしてる)

その先だけが　点滅してる

(おんなはいつだってひとりじゃねむれない)

女はいつだって一人じゃ眠れない

(こいがじゃまをしているよ)

（恋が邪魔をしているよ）

(どうするかんじょうがうごいてねむれない)

どうする？　感情が動いて眠れない

(むねのどこかがさけんでる)

（胸のどこかが叫んでる）

(さびしくなんか)

寂しくなんか

(ないないないだれかといたい)

ないないない　誰かといたい

(くらくしょんひびいてるよふけのまちかど)

クラクション響いてる　夜更けの街角

(きのうのつづきはなにをあきらめた)

昨日の続きは　何を諦めた？

(しんじてたぬくもりはかってなおもいこみだと)

信じてた温もりは　勝手な思い込みだと

(つめたいしーつがわらってる)

冷たい　シーツが笑ってる

(ひきとめられてもけっかはおなじだ)

引き止められても　結果は同じだ

(おろかなあいにそくばくされる)

愚かな愛に　束縛される

(おんなはいつのひかひとりでねむるんだ)

女はいつの日か一人で眠るんだ

(ゆめをみなくなってから)

（夢を見なくなってから）

(それまでひとみをひらいてねむるんだ)

それまで　瞳を開いて眠るんだ

(どうせこのよはまぼろし)

（どうせこの世は幻）

(かなしくなんか)

悲しくなんか

(ないないないなみだもでない)

ないないない　涙も出ない

(つよくなりたいよこどくなせかいで)

強くなりたいよ　孤独な世界で

(なにもたよらないこのよくぼうにこうふんしてる)

何も頼らないこの欲望に　興奮してる

(おんなはおんなは)

女は　女は

(いつだってひとりじゃねむれない)

いつだって　一人じゃ眠れない

(こいがじゃまをしているよ)

（恋が邪魔をしているよ）

(どうするかんじょうがうごいてねむれない)

どうする？感情が動いて眠れない

(むねのどこかがさけんでる)

（胸のどこかが叫んでる）

(さびしくなんか)

寂しくなんか

(ないないない)

ないないない

(だれかといたい)

誰かといたい

(かなしくなんか)

悲しくなんか

(ないないないあなたといたい)

ないないない　あなたといたい