可愛いひと

(にくらしいくらいのまんげつ)

にくらしいくらいの満月

(しのびよるあしおとけしてよ)

しのびよる足音 消してよ

(こしまでもあしのせんになれ)

腰までも 脚の線になれ

(あいを、だきしめるため)

愛を、抱きしめるため

(きみをきみをぎゅっと)

きみを きみを ぎゅっと

(かわいいひと)

可愛いひと

(とおくがいいたびへさらっちゃってよ)

遠くがいい 旅へさらっちゃってよ

(いやならさらっていくから)

いやなら さらっていくから

(まつげのかげみつめててほしいのに)

睫の影 見つめててほしいのに

(ふせてるなにかのばつなの？)

ふせてる 何かの罰なの？

(とまどうまえにとぶ)

とまどう前に飛ぶ

(おんなのこのはねはきんいろ)

女の子の 羽根は 金色

(みがきあげたあわのかおり)

磨きあげた 泡の香り

(からだじゅうにつけて)

身体じゅうにつけて

(いつもあいたくなるのがこい)

いつも 会いたくなるのが恋

(それをがまんできるのがあい)

それを 我慢できるのが愛

(わたしたちはふたつのむねを)

わたしたちは2つの胸を

(もってるいきものなの)

持ってる生きものなの

(にくらしいくらいのまんげつ)

にくらしいくらいの満月

(しのびよるあしおとけしてよ)

しのびよる足音 消してよ

(こしまでもあしのせんになれ)

腰までも 脚の線になれ

(あいを、だきしめるため)

愛を、抱きしめるため

(きみをきみをぎゅっと)

きみを きみを ぎゅっと

(かわいいひと)

可愛いひと

(はじいてほしいそのひとのゆびさきで)

弾いてほしい そのひとの指先で

(そういうきもちになるでしょう？)

そういう気持ちになるでしょう？

(ひびきあえるそのきょくもわかってる)

響きあえる その曲もわかってる

(なんどもよかんでみたゆめ)

何度も 予感で みた夢

(つかまるまえにとぶ)

掴まる前に飛ぶ

(おとこのこのはねはほんのう)

男の子の 羽根は 本能

(まるでなにもきづいてない)

まるで何も気づいてない

(ようなかおをして)

ような顔をして

(すてきにじゆうでいてほしい)

すてきに自由でいてほしい

(でもだいじにしてしばりたい)

でも だいじにしてしばりたい

(おんなたちはふたつのむねで)

女たちは2つの胸で

(ゆれてるいきものなの)

揺れてる生きものなの

(にくらしいくらいのまんげつ)

にくらしいくらいの満月

(かさなりあうかげをけしてよ)

かさなりあう影を 消してよ

(みみまでもむねのおとになる)

耳までも 胸の音になる

(きゅうに、だきしめられて)

急に、抱きしめられて

(にくらしいくらいのまんげつ)

にくらしいくらいの満月

(かさなりあうかげをけしてよ)

かさなりあう影を 消してよ

(みみまでもむねのおとになる)

耳までも 胸の音になる

(きゅうに、だきしめられて)

急に、抱きしめられて

(きみにきみにぎゅっと)

きみに きみに ぎゅっと

(かわいいひと)

可愛いひと