紫陽花アイ愛物語

(ながくながくふりそそいでたみなづきいろどるあめ)

長く長く降り注いでた　水無月彩る雨

(ずっとずっとまちつづけてたあなたのことばは)

ずっとずっと待ち続けてた　あなたの言葉は

(あまおとにきえた)

雨音に消えた

(のびはじめてきたまえがみをすこしじぶんできった)

伸び始めてきた前髪を　少し自分で切った

(きがついてくれたのはきっとあなただけでした)

気がついてくれたのはきっと　あなただけでした

(いきがかかるくらいまで)

息がかかるくらいまで

(ちかくにきてもっとそばに)

近くに来て　もっとそばに

(ゆれるはなはみだれちる)

揺れる花は乱れ散る

(ふれるゆびはからみつく)

触れる指は絡みつく

(ゆらりゆらりゆれるおもいははなびらにかさなるよに)

ユラリユラリ揺れる想いは　花びらに重なるよに

(なにもまよわずにつよくだきしめて)

何も迷わずに　強く抱きしめて

(なかせてもきずつけてもいいんだから)

泣かせても傷つけてもいいんだから

(ひとよひとよひとよにさいたせつなるねがいとどけと)

一夜一夜一夜に咲いた　切なる願い届けと

(やがてかれてゆくさだめだとしても)

やがて枯れてゆく　さだめだとしても

(あめのなかゆめのなかかきけされたことばきかせてよ)

雨の中　夢の中　かきけされた言葉　きかせてよ

(ふたりあいあいがさのなかで)

二人合い合い傘の中で

(ねるまえおやすみのでんわはまいばんつづいてたけど)

寝る前お休みの電話は　毎晩続いてたけど

(いちにちおきになったのはあのひからでしょう)

一日おきになったのは　あの日からでしょう？

(ながいかみをなびかせた)

長い髪をなびかせた

(きゃしゃなうでとおおきなむね)

華奢な腕と　大きな胸

(あなたごのみおんなのこ)

あなた好み　女の子

(あたしずっとしってたよ)

あたしずっと知ってたよ

(ぽろりぽろりこぼれるなみだあのひのねがいとどけと)

ポロリポロリこぼれる涙　あの日の願い届けと

(うみへつれてゆくよやくそくしたでしょ)

「海へ連れてゆくよ」約束したでしょ

(いつまでもいつまでもわすれないよ)

いつまでも　いつまでも忘れないよ

(ゆれてゆれるゆれたはなびら)

揺れて揺れる揺れた花びら

(いつかはおちてゆくこと)

いつかは落ちてゆくこと

(やっとわかったよちょっといたいけど)

やっとわかったよ　ちょっと痛いけど

(あめのなかかぜのなかやがてかれるのならさきほこれ)

雨の中　風の中　やがてかれるのなら咲き誇れ

(さいたこいもいつかちるから)

咲いた恋もいつか散るから

(ゆらりゆらりゆれるおもいははなびらにかさなるよに)

ユラリユラリ揺れる想いは　花びらに重なるよに

(なにもまよわずにつよくだきしめて)

何も迷わずに　強く抱きしめて

(なかせてもきずつけてもいいんだから)

泣かせても傷つけてもいいんだから

(ひとよひとよひとよにさいたせつなるねがいとどけと)

一夜一夜一夜に咲いた　切なる願い届けと

(やがてかれてゆくさだめだとしても)

やがて枯れてゆく　さだめだとしても

(あめのなかゆめのなかかきけされたことばきかせてよ)

雨の中　夢の中　かきけされた言葉　きかせてよ

(かれたはなはもうさかないの)

枯れた花はもう咲かないの？

(ふたりあいあいがさのなかで)

二人合い合い傘の中で