シナリオライアー
関連タイピング
-
プレイ回数19歌詞868打
-
プレイ回数335かな60秒
-
プレイ回数201かな60秒
-
プレイ回数341かな209打
-
プレイ回数202歌詞1876打
-
プレイ回数623歌詞かな854打
-
プレイ回数42030秒
-
プレイ回数482歌詞1402打
歌詞(問題文)
(きみだけにしょうせいのかこのはなしをしてあげるね)
君だけに小生の過去の話をしてあげるね
(しょうせいがうまれたのはとおいゆきぐにのさむいひ)
小生が生まれたのは遠い雪国の寒い日
(はくいきもしろくそまるふゆのよのとばりに)
吐く息も白く染まる冬の夜の帳に
(すてごだったしょうせいをひろったのは)
捨て子だった小生を拾ったのは
(あるくことさえおぼつかないとあるろうふうふだった)
歩く事さえ覚束ないとある老夫婦だった
(けしてゆうふくとはいえないくらしのなかで)
けして裕福とは言えない暮らしの中で
(ささやかでもたしかなあいをうけそだった)
ささやかでも確かな愛を受け育った
(おじいさんのはなしはいつもでたらめで)
お爺さんの話はいつもデタラメで
(おかしくてしょうせいはそれがだいすきだった)
可笑しくて小生はそれが大好きだった
(あのふゆのよるからちょうどじゅうねんのひ)
あの冬の夜から丁度十年の日
(ふたりは「ほしいものをひとつあげよう」といってくれたんだ)
二人は「欲しい物を一つ上げよう」と言ってくれたんだ
(はなやかにかがやくまちかどのしょーけーすに)
華やかに輝く街角のショーケースに
(こどものめをひくおもちゃなんていくらでもあった)
子供の目を惹くオモチャなんていくらでもあった
(ぷれぜんとをさがすやせほそったろうふうふに)
プレゼントを探す痩せ細った老夫婦に
(しょうせいはやりきれないほどのかんしゃをいだいた)
小生はやりきれない程の感謝を抱いた
(「ほしいものなんてない」)
「欲しいものなんてない」
(それはしょうせいがはじめてついたうそだった)
それは小生が初めてついた嘘だった
(ひげきのひーろーうそつきのしなりおらいあーでたらめなすとーりー)
悲劇のヒーロー嘘つきのシナリオライアーデタラメなストーリー
(やがてがくせいにでもなればはたらくにはじゅうぶんで)
やがて学生にでもなれば働くには十分で
(あさからばんあせをながしせいかつをささえた)
朝から晩汗を流し生活を支えた
(それでもがっこうへいけとおじいさんは)
それでも学校へ行けとお爺さんは
(あくことなくしょうせいをいいはげました)
飽くことなく小生を言い励ました
(がっこうせいかつはこどくとのたたかいさ)
学校生活は孤独との戦いさ
(もらいごへのかぜあたりはつよくようしゃない)
貰い子への風あたりは強く容赦無い
(しょうせいはいつしかこころをとざすように)
小生はいつしか心を閉ざすように
(だれともはなさずやみのなかのひびをすごした)
誰とも話さず闇の中の日々を過ごした
(そんなあるひおもいがけぬひかりをみたんだ)
そんなある日思いがけぬ光を見たんだ
(ひとりにもなれたあのきょうしつのかたすみで)
独りにも慣れたあの教室の片隅で
(とあるせいねんがしょうせいにはなしかけてきたのだ)
とある青年が小生に話しかけて来たのだ
(かれはただひとこと「ともだちになろう」と)
彼はただ一言「友達になろう」と
(こんなきらわれものになにのようがあるのか?)
こんな嫌われ者に何の用があるのか?
(こんなひねくれものになんのとくがあるのか?)
こんな捻くれ者に何の得があるのか?
(「ともだちなんていらない」)
「友達なんていらない」
(それはしょうせいがにどめについたうそだった)
それは小生が二度目についた嘘だった
(ひげきのひーろーうそつきのしなりおらいあーでたらめなすとーりー)
悲劇のヒーロー嘘つきのシナリオライアーデタラメなストーリー
(せいねんがやまいにたおれたのはそれからすうじつご)
青年が病に倒れたのはそれから数日後
(りふじんにもよくはれたなつのひだった)
理不尽にもよく晴れた夏の日だった
(かけつけたころにはせいねんはめをさまして)
駆け付けた頃には青年は目を覚まして
(しょうせいのおとずれにおどろきうれしそうにわらった)
小生の訪れに驚き嬉しそうに笑った
(ながいとうびょうになるらしい)
長い闘病になるらしい
(それでもしょうせいはあのひくれたおかえしだと)
それでも小生はあの日くれたお返しだと
(あくるひもあくるひもただひとりだけの)
翌くる日も翌くる日もただ一人だけの
(かけがえのないとものかたわらによりそった)
掛け替えのない友の傍らに寄り添った
(そしてねたきりのせいねんをたのしませようと)
そして寝たきりの青年を楽しませようと
(つくりばなしをたくさんかいてはなしたんだ)
作り話を沢山書いて話したんだ
(あのとききみがわらっていたのはきっと)
あの時君が笑っていたのはきっと
(しょうせいのはなしがあまりにもでたらめだったからなんだね)
小生の話があまりにもデタラメだったからなんだね
(いまでもずっとでたらめをあつめるおわりなきたびのとちゅうさ)
今でもずっとデタラメを集める終わりなき旅の途中さ
(きみがわらってくれるならしょうせいはなんどだってうそをつこう)
君が笑ってくれるなら小生は何度だって嘘をつこう
(ひげきのひーろーうそつきのしなりおらいあーでたらめなすとーりー)
悲劇のヒーロー嘘つきのシナリオライアーデタラメなストーリー
(ま、ぜんぶうそなんだけどね)
ま、全部嘘なんだけどね