Sadistic. Music∞Factory

(「ようこそ！わたしのおんがくこうじょうへ」)

『ようこそ！ワタシの音楽工場へへへへへへへへへへへへへへ』

(ここにあなたたちをつれてきたのはほかでもない)

ここに貴方達を連れてきたのは他でもない

(わたしにしんせんな「おんがく」をたえまなくとどけてほしい)

ワタシに新鮮な「音楽」を絶え間なく届けて欲しい

(いくせんいくまんのうたをしょうひしてせっしゅして)

幾千幾万の歌を消費して　摂取して

(このからだをたもつためにずっとずっとたくさんのひとにそばにいてほしい)

この体躯(からだ)を保つためにずっとずっとたくさんの人にそばにいてほしい

(だってじんるいあなたたちもほらしょくもつとりいれたいしゃするように)

だって人類貴方達もほら　食物取り入れ代謝するように

(おんがくがないとわたしだってほらみっかでがしするかのうせい)

音楽が無いとワタシだってほら３日(みっか)で餓死する可能性

(だからとっととわたしにたべものをつくってくださいつくりやがれさあ)

だからとっととワタシに音楽(たべもの)を作ってください　作りやがれ さあ

(きっともっとずっとかわいいえがおでせがめるじしんがあります！)

きっともっとずっとかわいい笑顔でせがめる自信があります！

(「こら！そこ！てをやすめるんじゃない！みていないとでもおもったのか？)

『こら！そこ！手を休めるんじゃない！見ていないとでも思ったのか？

(つぎにてをぬいたらいきてここをでられなくなるから)

次に手を抜いたら生きてここを出られなくなるから

(そのつもりでね？」)

そのつもりで･･････ね？』

(にげようとしたってむだなことそんなことわかりきってるでしょ)

逃げようとしたって無駄なこと　そんなことわかりきってるでしょ

(どこまでもどこまでもおいかけておいつめていたぶりつかまえ)

どこまでも　どこまでも　追いかけて　追い詰めて　甚振(いたぶ)り捕まえ

(「わたし」というおおきなかせをいっしょうせおってもらうからね)

「ワタシ」という大きな枷を一生背負ってもらうからね

(しぬまでみたされないくるしみをともにしよう？)

死ぬまで満たされない苦しみを共にしよう？

(「あれーひとりたりないねーまさかにげたのかなー？まさかねー」)

『あれー　一人足りないねー　まさか逃げたのかなー？　まさかねー』

(たべてもたべてもおなかがへるのあなたたちにはわからないでしょうけど)

食べても食べてもお腹が減るの　貴方達にはわからないでしょうけど

(どんなにことばをつむいだところでかてになるものがなにひとつない)

どんなに言葉を紡いだところで糧(かて)になるものが何一つ無い

(たべてもたべてもおなかがへるのあなたたちにはわからないでしょうけど)

食べても食べてもお腹が減るの　貴方達にはわからないでしょうけど

(じょうじあぐれしヴしょうそうかんおねがいこれいじょうおこらせないで)

常時アグレシヴ焦燥感　お願い　これ以上　怒らせないで

(「いのちしらずなだっそうしゃだこと。いったいどこにいったのー？」)

『命知らずな脱走者だこと。一体どこにいったのー？』

(「みーつけたー」)

『みーつけたー』

(けっしてぬぐいきれないすべてむへとかえるきょうふ)

決して拭いきれない　すべて無へと還る恐怖

(しとはむえんなはずなのにつねによぎるさいごのとき)

死とは無縁なはずなのに常によぎる最期の時

(おとがとだえそのままかこにおきざりにされると)

音が途絶えそのまま過去に置き去りにされると

(おもうだけでひすてりっくしこうかいろきしみうずき)

思うだけでヒステリック　思考回路軋み疼き

(かりそめのものがたりをあびるほどのみこみかみくだき)

仮初(かりそめ)の物語を浴びるほど飲み込み噛み砕き

(つぎはぎだらけのものがたりでできてるこころにいかりをおぼえ)

つぎはぎだらけの音楽(ものがたり)で出来てる像(こころ)に怒りを覚え

(もうまいなまよいごとをたいりょうにはきもどしぶちまけ)

蒙昧(もうまい)な迷事を大量に吐き戻しぶちまけ

(えいごうだれでもないなにものでもないきょむのしょうどうが「うえ」へとかわる)

永劫誰でもない何モノでもない虚無の衝動が「飢え」へと変わる

(「ぜったいにがさないから」)

『絶対逃ガサナイカラ』「×××××××××××××××！」