Chilldren 鏡音レン

(しょうねんえるはとびらをあけたくさってつめたいごみくずたち)

少年Lは扉を開けた　腐って冷たいゴミクズ達

(ぼくもおんなじだとつぶやいて)

僕もおんなじだと呟いて

(ふたたびとびらをとじてしまう)

再び扉を閉じてしまう

(あのこのもっているぱんがおいしそうだったから)

あの子の持っているパンがおいしそうだったから

(たたいておどかしてぼくのものにしたんだ)

叩いて脅かして僕のものにしたんだ

(このくにはやさしくてしょうらいがまもられるから)

この国は優しくて将来が守られるから

(ころしたってゆるされるよ)

殺したって許されるよ

(こどもだからね)

子供だからね

(よるのまちをさまよいあるいたら)

夜の街を彷徨い歩いたら

(あまいちょうちょうにつかまって)

甘い蝶々につかまって

(さんざいろいろさわらせたあとはかみついてにげればいい)

さんざ色々触らせたあとは　噛みついて逃げればいい

(かわいたくちからいなすことばは)

乾いた口からいなす言葉は

(みらいのことなどなにもしらない)

未来の事など何も知らない

(こころもからだもひえてしまうさ)

心も体も冷えてしまうさ

(うつろなめをしたぼくらちるどれん)

虚ろな目をした　僕らChilldren

(れいぞうこにほうちされたぼくらちるどれん)

冷蔵庫に放置された　僕らChilldren

(まんびきをげーむにしてあそび)

万引きをゲームにして遊び

(りすとかっとするこがふえていく)

リストカットする子が増えていく

(きょうかつもぼうこうもおさなけりゃ)

恐喝も暴行も幼けりゃ

(いじめとよべばかたづけられる)

いじめと呼べば片付けられる

(ふはいなどむかんけいにみえるきれいなあいつは)

腐敗など無関係に見える綺麗なあいつは

(じつはわるいてんかぶつがたっぷりなのさ)

実は悪い添加物がたっぷりなのさ

(はんざいのていねんれいかをもんだいとするなら)

犯罪の低年齢化を問題とするなら

(おとながつみをおかすことはあたりまえなの)

大人が罪を犯すことはあたり前なの?

(がめんごしのもじかおもみせずに)

画面越しの文字　顔も見せずに

(かんたんにきずつけあって)

簡単に傷つけ合って

(なにをたよりにいきていけばいい)

何を頼りに生きていけばいい?

(むねにないふかくして)

胸にナイフ隠して

(つめたくわらうしょうねんしょうじょの)

冷たく笑う少年少女の

(ひつうなさけびをだれもきかない)

悲痛な叫びを誰も聞かない

(どこにもいばしょがみつからないの)

どこにも居場所が見つからないの

(れいぞうこのなかぼくらちるどれん)

冷蔵庫の中　僕らChilldren

(とじてひえてやがてくさるぼくらちるどれん)

閉じて　冷えて　やがて腐る　僕らChilldren

(ぼくらがこのままおとなになれば)

僕らがこのまま大人になれば

(せいじゅくぶそくみすたーちるどれん)

成熟不足　Mr.Chilldren

(どこにもいばしょがみつからないの)

どこにも居場所が見つからないの

(れいぞうこのようにひえたせかいで)

冷蔵庫のように冷えた世界で

(かわいたくちからいなすことばは)

乾いた口からいなす言葉は

(みらいのことなどなにもしらない)

未来の事など何も知らない

(こころもからだもひえてしまうさ)

心も体も冷えてしまうさ

(だれかあたためてぼくらちるどれん)

誰かあたためて　僕らChilldren

(おとなたちにほうちされたぼくらちるどれん)

大人たちに放置された　僕らChilldren

(ただひたすらあいにうえたぼくらちるどれん)

ただひたすら愛に飢えた　僕らChilldren