砂漠のBLUEBIRD

(すなのなかうもれたせかい)

砂の中　埋もれた世界

(ぼくらはさがしているんだあおいとり)

僕らは探しているんだ　青い鳥

(つらくてもきみといっしょなら)

辛くても　君と一緒なら

(きっとのりこえられる)

きっと乗り越えられる

(ぶんめいのほろんだこのせかい)

文明の滅んだこの世界

(ぼくらきょうだいのまえにあらわれたろうばのたのみごと)

僕ら兄妹の前に現れた老婆の頼みごと

(せかいをすくうためのあおいとり)

「世界を救うための青い鳥

(みつけだしてほしい)

見つけ出してほしい」

(それはさばくのｂｌｕｅｂｉｒｄ)

それは砂漠の BLUE BIRD

(とつぜんゆだねられたせかいのゆくすえ)

突然委ねられた世界の行く末

(くるまにきぼうをつめこんで)

車に希望を詰め込んで

(ぼくたちのたびがはじまった)

僕達の旅が始まった

(あおいとりそれはでんせつ)

青い鳥　それは伝説

(あらゆるねがいをかなえてくれるきせき)

あらゆる願いを叶えてくれる奇跡

(ながいたびぼくらはみつけた)

長い旅　僕らは見つけた

(あおいとりのいばしょ)

青い鳥の居場所

(くずれかけたきょだいなたてもの)

崩れかけた巨大な建物

(けっしてふみいれてはいけないとおそれているひとびと)

決して踏み入れてはいけないと　恐れている人々

(ちゅうちょするぼくのためにきみは)

躊躇する僕の為に君は

(ひとりでかけだした)

一人で駆け出した

(なにかおきればいつもぼくの)

何か起きればいつも僕の

(せなかでふるえていたこわがりないもうと)

背中で震えていた怖がりな妹

(こころにゆうきをつめこんで)

心に勇気を詰め込んで

(きみはたてものにはいっていく)

君は建物に入っていく

(すなのなかうもれたせかい)

砂の中　埋もれた世界

(きみはみつけだしたんだあおいとり)

君は見つけ出したんだ　青い鳥

(うでのなかめをとじているきみ)

腕の中　目を閉じている君

(もうめざめることはない)

もう目覚めることはない

(かくでおせんされていたしせつ)

「核」で汚染されていた施設

(うしなったものはあまりにもおおきい)

失ったものはあまりにも大きい

(ぼくはあおいとりにねがった)

僕は青い鳥に願った

(きみはふたたびめをさます)

君は再び目を覚ます

(あおいとりはどこかへきえさった)

青い鳥はどこかへ消え去った

(きみとぼくあるいたそのさき)

君と僕　歩いたその先

(たどりついたせかいのはて)

辿りついた世界の果て

(そこにはあおくてひろい)

そこには青くて広い…

(うみがあった)

海があった

(すべてはこれからはじまるんだ)

全てはこれから始まるんだ

(じぶんたちのてでせかいをつくりなおすんだ)

自分たちの手で世界を作りなおすんだ

(つらくてもきみといっしょなら)

辛くても　君と一緒なら

(きっとのりこえられる)

きっと乗り越えられる

(ｄｅｓｅｒｔｂｌｕｅｂｉｒｄ)

砂漠の青い鳥

(それはきせき)

それは奇跡