サヨナラムーンタウン

(かすかにてらされたつきのみちぼくらはどこへゆくのだろう)

幽かに照らされた月の道 僕らはどこへゆくのだろう？

(かすかにゆれるこじょうのつきいまだみぬみらいをうつしてよ)

幽かに揺れる湖上の月 未だみぬ未来を映してよ

(たいせつなものがふえるのがこわくて)

大切なものが 増えるのが怖くて

(とざしていきていたのにであってしまうんだね)

閉ざして生きていたのに 出会ってしまうんだね

(うんめいがぼくらをひきはなそうとしても)

運命が僕らを 引き離そうとしても

(せかいをこわしてでもまもりたいんだ)

世界を壊してでも 守りたいんだ

(うたかたのゆめとわかってもだれかといきていたいのさ)

泡沫の夢とわかっても 誰かと生きていたいのさ

(うしなうつらさをしってもだれかをおもってしまうのさ)

失う辛さを知っても 誰かを想ってしまうのさ

(さよならさよなら)

サヨナラ サヨナラ

(かすかにてらされたつきのみちぼくらはどこへゆくのだろう)

幽かに照らされた月の道 僕らはどこへゆくのだろう？

(まんげつのよるにおともなくなにかがきえゆくしょうしつのまち)

満月の夜に音もなく 何かが消えゆく 消失の街

(おもいでのこうえんもさびれたほどうきょうも)

思い出の公園も 寂れた歩道橋も

(きみのうたうこえもぼうきゃくのかなた)

君の歌う声も 忘却の彼方

(あいさなければうしなうこともないの)

愛さなければ 失う事もないの

(あたまでわかっているのにこどくなぼくらは)

頭でわかっているのに 孤独な僕らは‥

(うたかたのゆめとわかってもあなたといきていたいのさ)

泡沫の夢とわかっても あなたと生きていたいのさ

(うしなうつらさをしってもあなたをあいしていたいのさ)

失う辛さを知っても あなたを愛していたいのさ

(さいごのときまで)

最期の時まで

(かたちあるものはきえゆくこのまちはすこしはやいだけ)

形あるものは消えゆく この街は少し早いだけ‥

(どこかでまたあえるよ)

どこかでまた逢えるよ

(つきがきれいですね)

"月が綺麗ですね"

(うるわしききみのなみだがわすれなぐさをぬらした)

麗しき、きみの涙が 勿忘草を濡らした

(うれいのじゅうごやがすべてうばいさってゆく)

憂いの十五夜が全て 奪い去ってゆく

(さよならさよなら)

サヨナラ サヨナラ

(さよならをこえてａｈ)

サヨナラを越えて ah‥‥‥