愛

(かみは、そのひとりごをおあたえになったほどに、よをあいされた。)

神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。

(ひとりごをしんじるものがひとりもほろびないで、えいえんのいのちをえるためである。)

独り子を信じるものが一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。

(あいはにんたいづよい。あいはなさけぶかい。ねたまない。あいはじまんせず、たかぶらない。)

愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。

(れいをしっせず、じぶんのりえきをもとめず、いらだたず、うらみをいだかない。)

礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。

(ふぎをよろこばず、しんじつをよろこぶ。)

不義を喜ばず、真実を喜ぶ。

(すべてをしのび、すべてをしんじ、すべてをのぞみ、すべてにたえる。)

すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。

(あいするものたち、たがいにあいしあいましょう。)

愛する者たち、互いに愛し合いましょう。

(あいはかみからでるもので、あいするものはみな、かみからうまれ、かみをしっているからです)

愛は神から出るもので、愛する者は皆、神から生まれ、神を知っているからです

(あいすることのないものはかみをしりません。かみはあいだからです。)

愛することのないものは神を知りません。神は愛だからです。

(わたしたちがかみをあいしたのではなく、かみがわたしたちをあいして)

わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して

(わたしたちのつみをつぐなういけにえとして、みこをおつかわしになりました。)

わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。

(しんじんにはきょうだいあいを、きょうだいあいにはあいをくわえなさい。)

信心には兄弟愛を、兄弟愛には愛を加えなさい。

(あいはりんじんにあくをおこないません。だから、あいはりっぽうをまっとうするものです。)

愛は隣人に悪を行いません。だから、愛は律法を全うするものです。

(なにごともあいをもっておこないなさい。)

何事も愛をもって行いなさい。

(さあ、あいしあってたのしみあさまであいをかわしてみちたりましょう。)

さあ、愛し合って楽しみ　朝まで愛を交わして満ち足りましょう。

(にくしみはいさかいをひきおこす。あいはすべてのつみをおおう。)

憎しみはいさかいを引き起こす。愛は全ての罪を覆う。

(あらわないましめは、かくされたあいにまさる。)

あらわな戒めは、隠された愛にまさる。

(しんこうと、きぼうと、あい、このみっつは、いつまでものこる。)

信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。

(そのなかでもっともおおいなるものは、あいである。)

その中で最も大いなるものは、愛である。

(あいをみにつけなさい。あいは、すべてをかんせいさせるきずなです。)

愛を身に着けなさい。愛は、すべてを完成させるきずなです。