君色々移り
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歌詞(問題文)
(かえりのみちはしみこむあおおとして)
帰りの道は染み込む青 落として
(たそがれぞらにべにをさしたよこがお)
黄昏空に 紅を点した横顔
(あかいかんざしてまねくままに)
赤いかんざし 手招くままに
(いまだなれぬさしげたはいてすこしせのびをしたなつのよる)
未だ慣れぬ刺し下駄履いて 少し背伸びをした夏の夜
(よってにぎわうひとのなみてをのばせばふれるきょり)
寄って賑わう人の波 手を伸ばせば触れる距離
(そっけないふりあまもよい)
素っ気ないふり 雨催い
(はぐれないようにしよう)
はぐれないようにしよう?
(きみいろにいろうつりなつかぜにふたり)
君色に 色移り 夏風にふたり
(まざりあってあかきいろそろえてこいこい)
混ざりあって 赤黄色 揃えて恋々
(せつなにながされてはなびらはよぞら)
刹那に 流されて 花びらは夜空
(ことしもいいそびれたつぼみのまま)
今年も言いそびれた 蕾のまま
(あのひのみちのしみこむくろおとして)
あの日の道の染み込む黒 落として
(おしだまるほどときはながるはこぶね)
押し黙るほど 時は流る箱舟
(つのることのはつもるはこのは)
募る言の葉 積もるは木の葉
(どれほどきせつがすぎただろういくどのぞんだこのなつのよる)
どれほど季節が過ぎただろう 幾度望んだこの夏の夜
(あいもあいもひらひらりよってはなれるがさだめ)
愛も哀もひらひらり 寄って離れるが定め
(きっとあとをくやむならいまをくやんでいきたい)
きっと後を悔やむなら 今を悔やんでいきたい
(きみのめにふわふわりこころはともしび)
君の目に ふわふわり 心は 灯
(ゆれてふいてきえそうなやせたねでほてる)
揺れて 吹いて消えそうな 痩せた音で 火照る
(へいせいはかたばかりこいしたうばかり)
平静は 形許り 恋い慕うばかり
(ことしもいいそびれたことばをまよう)
今年も 言いそびれた 言葉を迷う
(こどうがひとしきりこころにこもれび)
鼓動が一頻り 心に木漏れ日
(むねがぎゅっといたむほどきみのことがすき)
胸がぎゅっと痛むほど 君のことが好き
(もうやまないいろうつりいろはにときめき)
もう止まない 色移り いろはにときめき
(ことしもいいそびれたことばはこいこい)
今年も言いそびれた 言葉は恋々
(ことしもいいそびれたきみがすき)
今年も 言いそびれた 君が好き