おかあさんの唄

(まだみぬあなたあえますように)

まだ見ぬあなた　逢えますように

(おなかをさすりいつもねがった)

おなかをさすり　いつも願った

(ふううふううどんなかおしてるかな)

ふうう　ふうう　どんな　かおしてるかな

(ふううふううどんなこえをしてるの)

ふうう　ふうう　どんな　こえをしてるの

(おおきなひとみわたしをうつす)

おおきな瞳　わたしを映す

(なみだのつぶがほほにはじける)

なみだの粒が　ほほにはじける

(まんままんまおいでごはんできたよ)

まんま　まんま　おいで　ごはんできたよ

(たたたたたたおいでさんぽいこうよ)

たたた　たたた　おいで　さんぽいこうよ

(なきはらしためでひざをかかえる)

泣きはらした目で　膝を抱える

(わけをきかせてすべてはなして)

訳を聞かせて　すべて話して

(だいじょうぶどこへもいかないよ)

だいじょうぶ　どこへも行かないよ

(なにがあってもいっしょにいるよ)

なにがあっても　いっしょにいるよ

(あなたのわらったかおがすきよ)

あなたの笑った顔が　好きよ

(おちこんでいてもげんきをくれる)

落ち込んでいても　元気をくれる

(るるるるるるおいでうたうたおうよ)

ルルル　ルルル　おいで　歌　歌おうよ

(うおおんうおおんおいでのどならそうよ)

うおおん　うおおん　おいで　のど　鳴らそうよ

(きららきららのびのびそだっておくれ)

きらら　きらら　のびのび　育っておくれ

(ゆきをかけくもをかぞえあめにあそびかぜにふかれて)

雪を駆け　雲を数え　雨に遊び　風に吹かれて

(はなにうもれくさぶえならそう)

花に埋もれ　草笛鳴らそう

(よんほんあしでにほんのあしで)

四本足で　二本の足で

(あたらしいあさあたらしいかぜ)

新しい朝　新しい風

(あなたのためにじゅんびされたの)

あなたのために準備されたの

(あたらしいあさあたらしいひかり)

新しい朝　新しい光

(せかいはあなたのためにある)

世界はあなたのためにある

(あたらしいあさあたらしいにじ)

新しい朝　新しい虹

(せかいはふしぎにみちている)

世界は不思議に満ちている

(ふたつのみちのどちらかえらび)

ふたつの道の　どちらか選び

(はるかかなたみつめるまなざし)

遥か彼方　見つめるまなざし

(してあげられることもうなにもないのかしら)

してあげられること　もうなにもないのかしら

(いつかあなたがたびだつときは)

いつか　あなたが　旅立つときは

(きっとわらってみおくってあげる)

きっと　笑って　見送ってあげる

(ううううううでもちょっとさみしいかな)

ううう　ううう　でもちょっと　さみしいかな

(うおおんうおおんおねがい)

うおおん　うおおん　おねがい

(しっかりいきて)

しっかり生きて