マイネームイズラヴソング

(ばすえのろじょうでぎたーをならしては)

場末の路上でギターを鳴らしては

(いくあてのないおもいをつみあげた)

行く当てのない思いを積み上げた

(ぶきようでぶかっこうなきみににあうよと)

不器用で不格好な君に似合うよと

(むねのなかのじぶんにわらわれてしまったよ)

胸の中の自分に笑われてしまったよ

(あいらヴゆーもきこえないほどにぼくらおたがいにらみあい)

アイラヴユーも聞こえないほどに僕らお互い睨み合い

(いちはやいさいしゅうかいをねがってる)

一早い最終回を願ってる

(やさしくしないでおくれ)

優しくしないでおくれ

(こころのおくのきずがひらいてしまうから)

心の奥の傷が開いてしまうから

(そうやっていのちにそっぽをむいているぼくだ)

そうやって命にそっぽを向いている僕だ

(やさしくしないでとうたううちに)

優しくしないでと歌う内に

(じぶんのなまえもわすれてしまった)

自分の名前も忘れてしまった

(いまぼくらはぼくらのなをおなじこえでよぶ)

今、僕らは僕らの名を同じ声で呼ぶ

(だれかがくるのをまっている)

誰かが来るのを待っている

(えきがいのろじょうでぎたーをならしては)

駅外の路上でギターを鳴らしては

(いくあてのないことばをばらまくが)

行く当てのない言葉をばら撒くが

(いびつでさいていだとねぶみされて)

歪で最低だと値踏みされて

(それからはもううたうことはあきらめたんだよ)

それからはもう歌うことは諦めたんだよ

(あいにーじゆーもつうじないほどにぼくらはきょうをいきいそぎ)

アイニージユーも通じない程に僕らは今日を生き急ぎ

(きずついたともをへいきできりすてた)

傷ついた友を平気で切り捨てた

(やさしくしないでおくれ)

優しくしないでおくれ

(こころのくろいしずくがふきだしてしまうから)

心の黒い滴が噴き出してしまうから

(そうやってしかいはどんどんくらくそまっていく)

そうやって視界はどんどん暗く染まっていく

(やさしくしないでとうたううちに)

優しくしないでと歌う内に

(じぶんのいばしょもわからなくなった)

自分の居場所もわからなくなった

(こんなみらいはのぞんじゃいないと)

こんな未来は望んじゃいないと

(かわるはずのないこたえあわせをくりかえした)

変わるはずのない　答え合わせを　繰り返した

(きえてしまいたいってなげけども)

消えてしまいたいって嘆けども

(みえぼうなせかいはからかうけど)

見栄坊な世界は揶揄うけど

(しんぞうをむきだしにほんしょうをみせている)

心臓を剥き出しに本性を見せている

(きみはだれよりつよいひとだから)

君は誰より強い人だから

(やさしくしないでという)

優しくしないでという

(のどにつかえたうそにきづいてほしいから)

喉に痞えた嘘に気づいてほしいから

(ぜんしんぜんれいのこえをふりしぼっている)

全身全霊の声を振り絞っている

(やさしくしないでとうたううちに)

優しくしないでと歌う内に

(じぶんのなまえをわすれないように)

自分の名前を忘れないように

(ただまってちゃあしたもおなじだあいのなるほうへ)

ただ、待ってちゃ明日も同じだ　愛の鳴る方へ

(もういっそせおったにもつはすててあいのなるほうへ)

もういっそ、背負った荷物は捨てて　愛の鳴る方へ

(そのなをさけんでよらヴそんぐを)

その名を叫んでよ　ラヴソングを

(らヴそんぐをさあうたってよ)

ラヴソングを　さあ、歌ってよ