アンナチュラルセリフ（部分的）

(ほういがくはみらいのためのしごと)

法医学は未来のための仕事

(すべてのぶっしつはどくでありどくでないものはない)

すべての物質は毒であり毒でないものはない

(ようりょうがどくとくすりをくべつする)

容量が毒と薬を区別する

(ういるすもれをかくすことはなまえのないどくをばらまくのとおなじことです)

ウイルス漏れを隠すことは名前のない毒をバラまくのと同じことです

(しななくていいひとがおおぜいしんだ)

死ななくていい人が大勢死んだ

(てきはなんだふじょうりなし)

敵はなんだ　不条理な死

(あれはしんぱいでしょうかこどもをじぶんのしょゆうぶつだとおもっているようにきこえました)

あれは心配でしょうか。子供を自分の所有物だと思っているように聞こえました

(いっかしんじゅうでよくあるじゃないですか)

一家心中でよくあるじゃないですか

(こどもだけのこしてあげたらかわいそうだからころしてあげる)

子供だけ残してあげたら可哀そうだから殺してあげる

(それとおなじです)

それと同じです

(じぶんとこどもがべつのにんげんだということをりかいしていない)

自分と子供が別の人間だということを理解していない

(みなかったことにしたんじゃないかな)

見なかったことにしたんじゃないかな

(ひがいしゃはみよりもないようすでしにたがっていた)

被害者は身寄りもない様子で死にたがっていた

(やぬしのしんぞくはじけんをはやくおわらせたがっている)

家主の親族は事件を早く終わらせたがっている

(けいさつはじゅうだいじけんでめじろおし)

警察は重大事件で目白押し

(みなかったことにすればさんぽうまるくおさまる)

見なかったことにすれば三方丸く収まる

(まってくださいたすけてっていうかのじょのことばは)

待ってください、助けてっていう彼女の言葉は

(いきているときもたすけられずにしんでからもみなかったことにするんですか)

生きているときも助けられずに死んでからも見なかったことにするんですか

(さんそがすこしでものこっているうちはしなない)

酸素が少しでも残っているうちは死なない

(いきをとめておよがずじっとしていれば２３ふんはもつ)

息を止めて泳がずじっとしていれば２，３分はもつ