８月の花嫁

(わたしがあなたのもとにきてからもうすぐいちねんだね)

私があなたの元に来てからもうすぐ一年だね

(あのときかんじたあたたかさをいまでもまだおぼえてる)

あの時感じた温かさを今でもまだ覚えてる

(まっくらなへやのなかでおしよせるふあんのうずを)

真っ暗な部屋の中で押し寄せる不安の渦を

(すくいあげたあなたのえがお)

すくい上げたあなたの笑顔

(まばゆいひかりがあふれだしたなつのひを)

眩い光が溢れ出した夏の日を

(いますぐだきしめて)

今すぐ抱き締めて

(しあわせにかぎをかけてしまおう)

幸せに鍵をかけてしまおう

(やさしいおもいでたちを)

優しい思い出達を

(ひとつぶもこぼしてしまわぬように)

ひと粒もこぼしてしまわぬように

(ちょこれーとみたいにあまいゆめにこがれたこともあった)

チョコレートみたいに甘い夢に焦がれた事もあった

(あなたとわけあったことのははだいじにのこしているよ)

あなたと分け合ったコトノハは大事に残しているよ

(からふるなよるのまちでふたりみつめあったことも)

カラフルな夜の街で二人見つめ合った事も

(くだけたがらすをいろどったつきあかりのしたですべてはつながっていく)

砕けたガラスを彩った月明かりの下で全ては繋がっていく

(このままそばにいて)

このまま側にいて

(かわらずにわたしをあいしていて)

変わらずに私を愛していて

(これからのふたりのこと)

これからの二人の事

(だれよりもかんがえているんだから)

誰よりも考えているんだから

(おくれてきてしまったわたしには)

遅れてきてしまった私には

(じゅーんぶらいどのまりょくははたらかないけれど)

ジューンブライドの魔力は働かないけれど

(もっともっとつよいきずなでむすばれてるよ)

もっともっと強い絆で結ばれてるよ

(ふたりでこれからもいろんなせかいをみてみたいの)

二人でこれからもいろんな世界を見てみたいの

(ぎんいろのみちのうえでわたしたちいまでもかわらずかがやいている)

銀色の道の上で私達今でも変わらず輝いている

(そのてはなさないで)

その手離さないで

(あんまりうわきはしちゃだめだよ)

あんまり浮気はしちゃダメだよ

(いろあせないおもいでをかみしめて)

色褪せない思い出を噛みしめて

(ふたたびちかいあおう)

再び誓い合おう