Dreaming bird

(とりかごをこわがってたことりは)

鳥カゴを怖がってた小鳥は

(なにもかえられやしないとないてばかりいた)

何も変えられやしないと泣いてばかりいた

(とじこめられていたのはこころ)

閉じ込められていたのは心

(にげださずそのばでうたうこともわすれ)

逃げ出さずその場で歌うことも忘れ

(おれたつばさみつめてももとにはもどらない)

折れた翼見つめても元には戻らない

(このてのひらにのこされたもので)

この手のひらに残されたもので

(なにができるかをみとどけていかなくちゃ)

何が出来るかを見届けていかなくちゃ

(そのばしょへとんでいくことはできない)

その場所へ飛んでいくことはできない

(ならせめてこのうたごえだけでもとどけ！)

ならせめてこの歌声だけでも届け！

(すべてのきずをいやすめがみにはなれなくても)

すべての傷を癒やす女神にはなれなくても

(こもれびのようなやすらぎを)

木漏れ日のような安らぎを

(おそれることなどないこのあおぞらのむこうにいるあなたへ)

恐れることなどない　この青空の向こうにいるあなたへ

(あなたへとうたうあなたへ)

あなたへと歌う　あなたへ

(やみくもにそらへはなったいのりは)

闇雲に空へ放った祈りは

(だれにもとどかずいきばをなくしていた)

誰にも届かず行き場をなくしていた

(てをあわせねがうことになれて)

手を合わせ願うことに慣れて

(つかみとることをわすれてしまった)

つかみ取ることを忘れてしまった

(もうおおぞらをとぶことはできない)

もう大空を飛ぶことはできない

(でもせいいっぱいのこえでこのうたをひびかせたいとおくとおくはなれていたとしても)

でも精一杯の声でこの歌を響かせたい　遠く遠く離れていたとしても

(ゆめみてるけしきはいつもおなじあなたのえがおがもういちどみたい！)

夢見てる景色はいつも同じ　あなたの笑顔がもう一度見たい！

(きっとたのしいことばかりじゃないだろうけど)

きっと楽しいことばかりじゃないだろうけど

(はしりぬければはっぴーえんどさ)

走り抜ければハッピーエンドさ

(ふるえるひざかかえこっちへおいでとよんでいるあたらしいあしたへあしたへ)

ふるえるヒザ抱え　こっちへおいでと呼んでいる新しい明日へ　明日へ

(おれたつばさのせいにはもうしない)

折れた翼のせいにはもうしない

(このてのひらにのこされたきぼうのたねをぎゅっとにぎりしめて)

この手のひらに残された希望の種をぎゅっと握りしめて

(いまうたわなくちゃ)

いま歌わなくちゃ

(そのばしょへとんでいくことはできない)

その場所へ飛んでいくことはできない

(でもせめてこのうたごえだけはとどけたい！)

でもせめてこの歌声だけは届けたい！

(すべてのきずをいやすめがみにはなれなくても)

すべての傷をいやす女神にはなれなくても

(こもれびのようなやすらぎを)

木漏れ日のような安らぎを

(おそれることなどないこのあおぞらのむこうにいるあなたへ)

恐れることなどない　この青空の向こうにいるあなたへ

(あなたへとうたうあなたへ)

あなたへと歌う　あなたへ