昭和モンタージュ

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投稿者投稿者ジュウニッシーいいね0お気に入り登録1
プレイ回数327難易度(3.9) 3754打 歌詞 かな 長文モード可
楽曲情報 昭和モンタージュ  劇団四季  作詞浅利 慶太  作曲三木 たかし
劇団四季【李香蘭】の劇中歌、昭和モンタージュです。
※このタイピングは「昭和モンタージュ」の歌詞の一部または全部を使用していますが、歌詞の正しさを保証するものではありません。

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歌詞(問題文)

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(せんきゅうひゃくにじゅうしちねん しょうわでいえばにねんだぜ)

千九百二十七年 昭和で言えば二年だぜ

(しょうわにねんこうらんこのときまだななさい)

昭和二年 香蘭この時まだ七歳

(ていこくはまんもうをちゅうごくからきりはなし にっぽんのしはいかにおくほうこうをめざす)

帝国は満蒙を中国から切り離し 日本の支配下に置く方向を目指す

(しょうわさんねんこうらんこのときまだはっさい)

昭和三年 香蘭この時まだ八歳

(ちょうさくりんのぐんたいがしょうかいせきのこくみんとうぐんとたたかってやぶれ)

張作霖の軍隊が蒋介石の国民党軍と戦って敗れ

(まんしゅうにむかってたいきゃくしてきます)

満州に向かって退却してきます

(ちょうがくるとまんしゅうにおけるわがくにのけんえきがおかされかねません)

張が来ると満州における我が国の権益が侵されかねません

(やつはきけんぶんしであります)

奴は危険分子であります

(ちょうさくりんをれっしゃごとばくはしろ)

張作霖を列車ごと爆破しろ

(ちあんいじきょりゅうみんほごのためしゅっぺい)

治安維持 居留民保護のため出兵

(しょうわよねんこうらんこのときまだきゅうさい このとしにせかいをおそっただいぱにっく)

昭和四年香蘭この時まだ九歳 この年に世界を襲った大パニック

(じゅうがつにじゅうよっかにゅーよーくかぶしきしじょうがだいぼうらく せかいきょうこうがはじまった)

十月二十四日ニューヨーク株式市場が大暴落 世界恐慌が始まった

(あああんこくのもくようび)

ああ暗黒の木曜日

(そしてくうぜんのしゅうしょくなんじだい)

そして空前の就職難時代

(ないちではせんざいしつぎょうしゃがさんびゃくまんにんをこえたそうだ このままではにっぽんがだめになる)

内地では潜在失業者が三百万人を超えたそうだ このままでは日本が駄目になる

(しょうわごねんこうらんこのときまだじゅっさい ぱにっくのおおなみはにほんをひとのみ)

昭和五年 香蘭この時まだ十歳 パニックの大波は日本を一飲み

(こんにちのにっぽんのこんらんはざいばつとせいじかどものゆちゃくにげんいんがある)

今日の日本の混乱は財閥と政治家共の癒着に原因がある

(やつらをたおすためにしょうわいしんをだんこうしよう)

奴らを倒すために昭和維新を断行しよう

(とんでもないぐんじんたちのかんちがい)

とんでもない軍人たちの勘違い

(こんにちにっぽんのじょうきょうはまったくゆきづまり)

今日日本の状況は全く行き詰まり

(じんこうしょくりょうなどすべてのもんだいについてかいけつのほうほうがない)

人口食糧など全ての問題について解決の方法が無い

(これをだはするためにはまんしゅうもうこをりょうゆうしどうじにせんりゃくたいせいをととのえ)

これを打破するためには満州蒙古を領有し同時に戦略体制を整え

(こくないのことはこくないでかいけつする ぐんじんのかんがえかたはわれらせいじかにはりかいできぬ)

国内の事は国内で解決する 軍人の考え方は我ら政治家には理解できぬ

(そのようなおろかなことには このたかはしこれきよはだんこはんたいする)

その様な愚かなことには この高橋是清は断固反対する

(しょうわろくねんこうらんこのときまだじゅういっさい)

昭和六年 香蘭この時まだ十一歳

(いたりあじんのせんせいにうたをならうこうふくなしょうじょ すずのようなうつくしいこえにみんなかんしん)

イタリア人の先生に歌を習う幸福な少女 鈴の様な美しい声にみんな感心

(あああああああああああああ)

ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア

(ららららーらららららーららーららーららー)

ララララーラ ララララーラ ラーララーララー

(ああーあーあああああああああーああー)

アアーアーアアアアアアアアアーアアー

(ぶらヴぁ)

ブラヴァ

(このびせいにほうてんのほうそうきょくがめをつけた)

この美声に奉天の放送局が目をつけた

(ほんとうにほんとうにいっきょくだけ うちのほうそうきょくでうたっておねがいおねがいします)

本当に 本当に一曲だけ うちの放送局で歌って お願い お願いします

(かわいいしょうじょかしゅりこうらんのたんじょうはもうすぐだ でもこうふくなこうらんのすぐそばで)

可愛い少女歌手 李香蘭の誕生はもうすぐだ でも幸福な香蘭のすぐそばで

(やいんにまぎれまんてつせんりゅうじょうこふきんのてつどうをばくはし)

夜陰に紛れ満鉄線 柳条湖付近の鉄道を爆破し

(ほうてんちゅうとんのちゅうごくぐんのしわざにみせかけ へいしゃをこうげきしろ)

奉天駐屯の中国軍の仕業に見せかけ 兵舎を攻撃しろ

(ちゅうごくぐんはぜんめつしほうてんをせんりょうしました)

中国軍は全滅し奉天を占領しました

(これがまんしゅうじへんのはじまり こうらんのすむまちでおこってしまった)

これが満州事変の始まり 香蘭の住む街で起こってしまった

(にほんはなだれをうってぐんこくしゅぎへ)

日本はなだれをうって軍国主義へ

(つらつらおもうにこんにちせいとうせいじのふはいをいっそうし しゃかいのきうんをあらたにするものは)

つらつら思ふに今日政党政治の腐敗を一掃し 社会の気運を新たにするものは

(けだしぶだんせいじをおきてほかにみちなし)

蓋し武断政治を措きて他に道無し

(いまのよにおいてぶだんせんせいのせいじはながつづきすべきものにあらず)

今の世に於て武断専制の政治は長続きすべきものにあらず

(されどきゅうへいをいっそうしじんしんをかくせいせしむるにはおおいにこうかあるべし)

されど旧弊を一掃し人心を覚醒せしむるには大いに効果あるべし

(あなたはどなたです)

貴方はどなたです

(ながいかふうともうす しょうわろくねんじゅういちがつとおかわがにっきだんちょうていにちじょうにしるす)

永井荷風と申す 昭和六年十一月十日 我が日記断腸亭日乗に記す

(ほればいぶんぎょうしゃでさえこのようにもうしておる)

ほれ 売文業者でさえこのように申しておる

(しょうわしちねん いろんなことつぎつぎおこる)

昭和七年 色んな事次々起こる

(いちがつわがぐん きんしゅうにゅうじょう)

一月我が軍 錦州入城

(ちゅうごくぐんはむていこうでさった これでとうほくのさんしょうをせいあつ)

中国軍は無抵抗で去った これで東北の三省を制圧

(りゅうじょうこばくはからたったみつきはん まんしゅうじへんはだいせいこうおさめた)

柳条湖爆破からたった三月半 満州事変は大成功収めた

(のちにこうらんのうんめいをきめるじけんがつづく だがこのときこうらんはまだじゅうにさい)

後に香蘭の運命を決める事件が続く だがこの時香蘭はまだ十二歳

(ちゅうごくとにほんにほんとちゅうごくふたつのくにをあいしてほしい くろいかみくろいひとみ)

中国と日本 日本と中国 二つの国を愛してほしい 黒い髪 黒い瞳

(いちがつにじゅうはちにち)

一月二十八日

(そうこうしゃをせんとうにかいぐんりくせんたいが)

装甲車を先頭に海軍陸戦隊が

(しゃんはいちゅうとんのちゅうごくぐんをこうげきしげきせんちゅうです)

上海駐屯の中国軍を攻撃し激戦中です

(かいぐんのやつらだけではてにおえまい いずれわがかんとうぐんがのりだしてやろう)

海軍の奴らだけでは手におえまい いずれ我が関東軍が乗り出してやろう

(しゃんはいにはよーろっぱじんどものそかいがあるからな)

上海にはヨーロッパ人共の租界があるからな

(これでやつらのめがとうぶんまんしゅうからはなれるだろう)

これで奴らの目が当分満州から離れるだろう

(さすがのよーろっぱもにほんのおうぼうをみかねた)

流石のヨーロッパも日本の横暴を見かねた

(こくさいれんめいちょうさだんりっとんきょうのいっこう まんしゅうにはいる)

国際連盟調査団リットン卿の一行 満州に入る

(やつらはこのへんでやめるのか ちゅうごくぜんどをねらうのか)

奴らはこの辺でやめるのか 中国全土を狙うのか

(まんしゅうだけでやめるのなら みのがすこともできるのだがそうはゆくまい)

満州だけでやめるのなら 見のがすこともできるのだが そうはゆくまい

(にほんぐんがいこくでこんなことをしていていいのか こくないはますますこんらんごがつじゅうごにちには)

日本軍外国でこんな事をしていていいのか 国内はますます混乱五月十五日には

(かいぐんせいねんしょうこうをちゅうしんにりくぐんしかんこうほせい みんかんうよくからなるさんじゅうよめいが)

海軍青年将校を中心に陸軍士官候補生 民間右翼からなる三十余名が

(くーでたーをおこしました いぬかいしゅしょうあんさつ)

クーデターを起こしました 犬養首相 暗殺

(かいぐんのこぞうなかなかやるな これでせいじかどももすこしはおとなしくなるだろう)

海軍の小僧 なかなかやるな これで政治家共も少しは大人しくなるだろう

(このあいだにまんしゅうのそうしあげをやってしまおう)

この間に満州の総仕上げをやってしまおう

(しょうわしちねん)

昭和七年

(まんしゅうこくけんこく)

満州国建国

(ああとうとうとどまるところをしらないぐんじんたちは まんしゅうにまぼろしのくにをつくりあげた)

ああ とうとう とどまる所を知らない軍人たちは 満州に幻の国を作り上げた

(いずれこうていには ぼくのいとこふぎが)

いずれ皇帝には 僕の従弟 溥儀が

(じゅうさんねんしかつづかなかった まぼろしのまんちゅりあ)

十三年しか続かなかった 幻のマンチュリア

(そのかなしいていこくの まくがあがる)

その悲しい帝国の 幕が上がる

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