コードブルー２rd

(しんぱいていしだこれいじょうわるくなることはない)

心肺停止だ、これ以上悪くなることはない

(こきゅうきをつけないさいごまでおれらしくありたいだからむりいってびょういんもでた)

呼吸器をつけない、最後まで俺らしくありたい。だから無理言って病院も出た

(ははおやにはめいわくかけるけどそのおかげでこうやってはるかにもあえる)

母親には迷惑かけるけどそのおかげでこうやってはるかにも会える

(のこりのじんせいおまえにあうためにつかいたいそのためにつかいきりたい)

残りの人生お前に会うために使いたい、そのために使いきりたい

(わかってくれこのびょうきにきせきはないざんねんだ)

分かってくれ。この病気に奇跡はない残念だ

(だけどおれのじんせいはきせきであふれている)

だけど俺の人生は奇跡で溢れている

(けさめがさめたきょうもいきていたあさだきょうははるかにあいにいくひだ)

今朝目が覚めた、今日も生きていた、朝だ今日ははるかに会いに行く日だ

(ねぐせついていないといいなかがみついてない)

寝ぐせついていないといいな、鏡・・・ついてない

(よしあいにいこういえからあるいて１０ふんのこうえんに４５ふんかけてたどりつく)

よし、会いに行こう。家から歩いて10分の公園に45分かけてたどり着く

(はるかがいたいきてはるかにあえたへんじゃないかみがたであえた)

はるかがいた。生きてはるかに会えた、変じゃない髪型で会えた

(おれにとってはまいにちがきせきのれんぞくだ)

俺にとっては毎日が奇跡の連続だ

(きょうもこうやってはるかにあえたそのことがきせきなんだまたあいたい)

今日もこうやってはるかに会えた、そのことが奇跡なんだ。また会いたい

(らいねんのくりすますもさらいねんもずっとずっと)

来年のクリスマスも再来年もずっと、ずっと

(きゅうめいのせかいにきせきはないいしゃになってさいしょにおぼえたこと)

救命の世界に奇跡はない、医者になって最初に覚えたこと。

(にばんめにおぼえたのはかんじゃをまえにしてきせきをねがわないいしゃはいないということ)

二番目に覚えたのは患者を前にして奇跡を願わない医者はいないということ

(そうひとはきせきをねがわずにはいられないってことだ)

そう、人は奇跡を願わずにはいられないってことだ。