恋と吟

(ふいにさびしくなったとき)

不意に寂しくなった時

(となりにきみがいればなぁ)

隣に君がいればなぁ

(ひとりのじかんなんてもの)

独りの時間なんてもの

(なくてすむのに)

無くて済むのに

(あさめがさめてすごすように)

朝目が覚めて過ごす様に

(よるがふけてねむるように)

夜が更けて眠る様に

(ありあまるようなまいにちが)

有り余る様な毎日が

(つづけばいいのになぁ)

続けばいいのになぁ

(またきみをおもいしをつづれど)

また君を思い詞を綴れど

(こいのうたのようにきれいじゃないな)

恋の歌の様に綺麗じゃないな

(このおもいがきみにとどいてればな)

この思いが君に届いてればな

(このこえでうたわずにすむのにな)

この声で歌わずに済むのにな

(きみが「おとな」になったとき)

君が「大人」になった時

(ぼくも「おとな」になるだろうな)

僕も「大人」になるだろうな

(ひとりのじかんなんてもの)

独りの時間なんてもの

(わすれさせてよね)

忘れさせてよね

(きみがほかのだれかさんと)

君が他の誰かさんと

(わらってしあわせになれたとして)

笑って幸せになれたとして

(しんそこぼくは「こわれろ」と)

心底僕は「壊れろ」と

(おもうくずやろうだ)

思うクズ野郎だ

(またきみをおもいやさしくするけど)

また君を思い優しくするけど

(こいとうたのようにきれいじゃないな)

恋と吟の様に綺麗じゃないな

(このがまんがきみにとどいてればな)

この我慢が君に届いてればな

(このこえでうたわずにすむのにな)

この声で唄わずに済むのにな

(またきみをおもいうたにするけど)

また君を思い吟にするけど

(いままでのようにらくじゃないな)

今までのように楽じゃないな

(このいたみがやがてうすれるのなら)

この痛みがやがて薄れるのなら

(ぼくにとってきみはそれぐらいだ)

僕にとって君はそれぐらいだ

(またきみをおもいしをつづれど)

また君を思い詞を綴れど

(こいのうたのようにきれいじゃないな)

恋の歌の様に綺麗じゃないな

(このおもいがきみにとどいてればな)

この思いが君に届いてればな

(このこえでうたわずにすむのにな)

この声で唄わずに済むのにな

(ぼくじゃないぼくとか)

僕じゃない僕とか

(きみじゃないきみとか)

君じゃない君とか

(そんなんなんだっていい)

そんなんなんだっていい

(ぼくのこいよ)

僕の恋よ