ほんの少し

(ぼくはきみよりすこしだけつよいのかもしれないねそうだったとしよう)

僕は君より少しだけ強いのかもしれないね　そうだったとしよう

(だれだってそうさおいていかれるほうがつらいから)

誰だってそうさ　置いていかれる方が辛いから

(あんしんしていいよさいごのひはすこしつよい)

安心していいよ　最後の日は　少し強い

(ぼくがみおくるよきみがさびしくないように)

僕が見送るよ　君が寂しくないように

(たったいちびょうでもこのよにながくのこるとやくそくするから)

たった1秒でも　この世に長く残ると　約束するから

(きみがねむったあとぼくもとなりでねむりにつくよ)

君が眠ったあと僕も　隣で眠りに就くよ

(だきしめたままでゆめをみるよ)

抱きしめたままで　夢をみるよ

(そこであえるようにほんのすこしでも)

そこで会えるように　ほんの少しでも

(ほんのすこしきみよりつよいとおもってたそんなぼくが)

ほんの少し　君より強いと思ってた　そんな僕が

(きみをのこしてこのよからさきにたびにでてしまっても)

君を残して　この世から先に　旅に出てしまっても

(あんしんしていいよさいごのひもわらっていてね)

安心していいよ　最後の日も笑っていてね

(ぼくがうまれたひもだれかがしんでしまったように)

僕が生まれた日も　誰かが死んでしまったように

(ぼくがしんでゆくひもだれかがまたうまれるからさびしいひなんかじゃないよ)

僕が死んでゆく日も　誰かがまた生まれるから　寂しい日なんかじゃないよ

(でもきみがしぬひはせかいじゅうかなしんでほしいんだよ)

でも君が死ぬ日は　世界中哀しんでほしいんだよ

(きみがこのよにいないそんなかなしみを)

君がこの世にいない　そんな哀しみを

(ぼくひとりのなみだじゃとてもたりないよ)

僕1人の涙じゃ　とても足りないよ

(いちびょうさきへむかうものとただおとずれるもの)

1秒先へ向かう者とただ訪れる者

(おいてくこととおいてかれるかなしみのさは)

置いてくことと　置いてかれる哀しみの差は

(ながくいきることはたくさんわかれがあるということなら)

長く生きることは　たくさん別れがあるということなら

(ぼくはすこしつよいから)

僕は少し強いから

(どちらがさきでもきみにわらっててほしいんだよ)

どちらが先でも　君に笑っててほしいんだよ

(しんぱいしなくていいよあのよでもらいせだろうと)

心配しなくていいよ　あの世でも来世だろうと

(かならずみつけてあげるから)

必ず見つけてあげるから

(えいえんのあいとかこのいのちをかけてだとかさ)

永遠の愛とか　この命を懸けてだとかさ

(うたってるやつがきらいだったうそくさいとおもってたのにさ)

歌ってる奴が嫌いだった　嘘くさいと思ってたのにさ

(きみをみてたらぼくもうたいたくなる)

君を見てたら僕も歌いたくなる

(ぼくはほんのすこしでもつよくなって)

僕は　ほんの少しでも　強くなって

(ほんのすこしでもながくいきて)

ほんの少しでも　長く生きて

(ほんのすこしもさびしいおもいさせないよ)

ほんの少しも　寂しい思いさせないよ

(だからきみもほんのすこしでもながくいきてね)

だから君も　ほんの少しでも　長く生きてね

(ほんのすこしでもいっしょにいよう)

ほんの少しでも　一緒にいよう

(ほんのすこしもはなれたくない)

ほんの少しも　離れたくない

(ずっときみよりほんのすこしつよくいるよ)

ずっと　君より　ほんの少し強くいるよ