暴徒の歌

(やじゅうはこどもたちをつれさるぞ)

野獣は子供たちを　連れ去るぞ

(よるになるとやってくるんだ)

夜になるとやってくるんだ

(かれはぜったいにそんなことはしないわ)

彼は絶対に　そんなことはしないわ。

(じいさんはもういいやじゅうをころそう)

爺さんはもういい！　野獣を殺そう！

(やつはおれたちをおそってくるぞ)

奴は俺達を　襲ってくるぞ

(こどもたちをまもるのよやつのきばから)

子供達を守るのよ　奴の牙から

(まちがやられるぞほうっておけば)

街がやられるぞ　放っておけば

(いよいよたたかいがはじまる おれについてこい)

いよいよ戦いがはじまる おれについてこい

(きりをかきわけ もりのやみをぬけてゆく)

霧をかきわけ　 森の闇を抜けてゆく

(みぶるいがしてくる)

身震いがしてくる

(やがてみえるそそりたつのろいのしろ なかにはやじゅうが)

やがて見える　そそり立つ呪いの城 中には野獣が

(きばをといでつめみがき おれたちにおそいかかる)

牙をといで　つめみがき 俺達に襲いかかる

(ゆうきをだせやじゅうをうちはたすのだ やじゅうをころせ)

勇気を出せ　野獣を討ち果たすのだ 野獣を殺せ！

(ああぱぱ これはすべてわたしのせい)

ああ、パパ。 これはすべて私のせい？

(わたしもどってかれにきけんをしらせてくるわ わしもいっしょにいくよ)

私、戻って　彼に危険を知らせてくるわ！ わしも一緒に行くよ！

(やじゅうをこのむらからついほうするぞ)

野獣をこの村から　追放するぞ！

(だれがくる おれいくぞいくぞ)

誰がくる？ 俺！　行くぞ！　行くぞ！

(たいまつかかげきりょくをふるいたて あんたについてゆく)

たいまつかかげ　気力を奮い立て！ あんたについてゆく

(きりをかきわけのろいのしろめざし われらはせめかかる)

霧をかきわけ　呪いの城目指し 我らは攻めかかる

(やじゅうをたおせころすのだ やつのいきをとめるぞ)

野獣を倒せ　殺すのだ！ 奴の息を止めるぞ

(すすめさけべけんをとれよ たたかいにいこう)

進め！叫べ！剣を取れよ 戦いに行こう

(しろをほういしろ やつのくびをもちかえれ)

城を包囲しろ、 奴の首を持ち帰れ！

(いこうたおせあんなやつがいては あんしんできないのだ)

行こう、倒せ！あんな奴がいては 安心出来ないのだ！

(ないふてっぽうなんでもつかって やじゅうをころせころせ)

ナイフ　鉄砲　なんでも使って 野獣を殺せ！殺せ！

(きをきっておおきなまるたをつくれ)

木を切って、大きな丸太を作れ！

(なんでもうばいとって すきなだけもってかえれ)

何でも奪いとって、 好きなだけ持って帰れ！

(でもわすれるなやじゅうはおれのものだ)

でも、忘れるな、野獣は俺のものだ！

(こころもえててきにむかいすすむ こわがりはしないぞ)

心燃えて　敵に向かい進む 恐がりはしないぞ

(はたをあげろうたをうたいすすめ)

旗を上げろ！歌を歌い進め！

(やつをとらえてころすのだ ころせころせころせ)

奴を捕らえて　殺すのだ！ 殺せ！　殺せ！　殺せ！